3分で簡単にわかる!相対評価と絶対評価の違いとは?定義やメリット・デメリットもIT系大学生が詳しく解説!
相対評価のメリット・デメリット
相対評価は「順位」で判断する評価方法でしたね。では、どのようなメリット・デメリットがあるのか。評価する側・される側、両方の視点から考えてみましょう。
相対評価のメリット
評価する側のメリットは、評価される側が競争をすることによって全体のレベルが上げられる点です。評価される側は、相対評価は順位で判断される性質上、できるだけ上位の順位に入れるよう努力します。その結果、多くの人が努力し、全体のレベルが上げられるのです。
一方、評価される側にもメリットは存在します。自らが他人より優れている場合、もしくは優れているフィールドを選んでいる場合、より高い評価を受けられる点です。相対評価は他人との比較による評価であるため、得意な分野ではより高い評価を受けられます。
大学入試の例から考えてみましょう。評価される側(高校生)は、目標の大学に入るため必死に努力をしますよね。結果、評価する側(大学側)は、定員を設けることによって、より優秀な学生を獲得できるのです。評価される側(高校生側)も、自分が他の受験者より優れていると模試などで知ることで、より確実に高い評価を受けられる大学を受験できます。
相対評価のデメリット
評価する側のデメリットは、順位が固定化されると評価される側のモチベーションが下がり、全体のレベルが下がる点です。順位が固定化されることで、あまり良い評価を得られていない人達は努力しなくなります。それに安堵した上位の人達も徐々に努力しなくなりますよね。このように、評価が固定化されることで全体のレベルが下がるのです。
評価される側にもデメリットが存在します。どれだけ頑張っても評価を得られない可能性がある点です。もし、あなた自身が優秀な人であっても、さらに優秀な人がいる限り、正当な評価が得られない可能性があります。
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