IT・プログラミング雑学

簡単でわかりやすい!ReactとNext.jsの違いとは?使い分けや学び方もプログラマーが詳しく解説

よぉ、桜木建二だ。SNSも動画サイトも、ウェブを使ったものだよな。これらのウェブアプリはどうやってつくるのだろう。実はウェブアプリをつくるために便利なライブラリやフレームワークというものがあるそうだ。色々なものがあるがその中でも有名なのがReactやNext.jsだ。だが、これらは何が違うのかわかるか。この違いやどう使い分けるのかを、ウェブアプリに詳しいプログラマでもあるライターのwoinaryと一緒に解説していくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/woinary

某社で社内向け業務システムの開発、運用を30年近くやっていたシステム屋さん。長年会社でウェブアプリなどに携わった。現在はフリーランス。ガジェットやゲーム、ラノベが大好きなおっさん。

ウェブアプリを作成するものだが役割が違う?ReactとNext.js

image by iStockphoto

普段何気なく使っているウェブアプリ。これらはどうやってつくっているのでしょう。今はウェブアプリをつくるために便利なものがいろいろあります。それがReactやNext.jsです。どちらもJavaScriptというプログラミング言語で使います。

この2つの違いをざっくり説明すると、Reactはライブラリで、Next.jsはフレームワーク。これがどう違い、どう使い分けるのか、どちらを学んだ方がよいのかを説明していきます。

React:ウェブアプリのためのライブラリ

Reactはウェブアプリをつくるためのライブラリ。元々はFacebookを開発、運営しているMeta社が自分たちのウェブアプリをつくるためにつくられたものです。ただ、一般にも公開されているため、Meta社以外でもReactをつかっているウェブアプリは多数あります。

ウェブアプリ開発では似たような部分をいくつもつくることも多いです。そのような場合にそれぞれつくっていると大変ですよね。Reactではそういう使い回しができる部分を部品としてつくります。その部品を使うことで効率よいウェブアプリ開発が可能です。

Next.js:ウェブアプリのためのフレームワーク

Next.jsはウェブアプリをつくるためのフレームワーク。では、ライブラリとフレームワークは何が違うのでしょう。フレームワークとは、それだけである程度動く骨組みと考えてください。それに肉付けすることでアプリをつくります。ライブラリは何かのプログラムをつくる時にそれを助けてくれる便利な部品です。部品なのでそれだけでは動きません

Next.jsの権利はVercel社が持っています。ただ、実際には世界中のプログラマが協力してつくっているオープンソースというものです。こちらも世界中に公開されているため、多くのウェブアプリで使われています。

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