雑学

簡単で分かりやすい「西ドイツ」と「東ドイツ」の違い!格差やベルリンの壁崩壊も歴史大好き元塾講師が詳しく解説!

よぉ、桜木建二だ。みんなはドイツが二つに分かれていたことを知っていたか?この記事では「西ドイツ」と「東ドイツ」がどんな国だったのか、政治や経済の違い、ベルリンの壁崩壊から現在に至るまでのことを歴史大好き元塾講師のyêuthuquáと一緒に解説していくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/yêuthuquá

海外在住。現在の仕事を始める前は教育関係の仕事に従事。国内外を問わず身につけた知識や経験をもとにわかりやすくお届けする。

「西ドイツ」と「東ドイツ」の違い

image by iStockphoto

みなさんはドイツが「西ドイツ」と「東ドイツ」に分かれていたことをご存じでしたか。1990年10月2日まで地図には2つのドイツがありました。第二次世界大戦後、40年以上にわたって東西に分断されいました。まずは「西ドイツ」と「東ドイツ」違いを見ていきましょう。

違いその1.人口

まずは「西ドイツ」と「東ドイツ」の国について基本的なことを確認しましょう。

【西ドイツ】
国名:ドイツ連邦共和国
首都:ボン
人口:約6,300万人
面積:約24.8万平方キロメートル

【東ドイツ】
国名:ドイツ民主共和国
首都:東ベルリン
人口:約1,600万人
面積:約10.8平方キロメートル

西ドイツは東ドイツの約2.5倍の国土、約4倍の人口を抱える国でした。しかし、両国に住んでいたのは同じドイツ人にもかかわらず東西二つの国に分断されていました。

違いその2.政治体制

次にそれぞれの国の政治体制を見ていきましょう。西ドイツは民主主義国家でアメリカやイギリス、日本と同じ西側諸国に属しており選挙で国民に選ばれた人たちが政治を担っていました。

一方、東ドイツは複数の政党があったものの、ドイツ社会主義統一党が政権をとっており、旧ソ連と同じように事実上の一党独裁型の政治体制でした。言論の自由などは制限されていて政府を批判するような発言は決して許されていません。

\次のページで「違いその3.生活水準」を解説!/

次のページを読む
1 2
Share: