3分で簡単にわかる!棒グラフとヒストグラムの違いとは?例題や使い分けもIT系大学生が詳しく解説
棒グラフとヒストグラムはどちらも棒状のグラフで混同してしまう事が良くあるでしょう。ですが、ある一つのポイントに着目すれば、違いはすぐに分かるんです。この記事を読めば、違いが分かるだけでなく、自分でデータをグラフに表すときにも適切なグラフを選択できるようになる。
そこで今回は、グラフの基礎とも言える「棒グラフ」と「ヒストグラム」の違いをデータ分析を専門とする学部に在籍している現役大学生のショーと一緒に解説していきます。
ライター/ショー
データ分析を専門に学ぶ学部に在籍している大学生。小説投稿の経験を活かし、分かりやすく、簡単に理解できる記事を届ける。
棒グラフとヒストグラムの違いとは?
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データを見える化する時に良く使われる棒グラフとヒストグラム。一見すると、どちらも似た形をしていて、どっちがどっちか分からない方も多いのではないでしょうか。ずばり「棒グラフ」と「ヒストグラム」の違いは、「横軸」です。それでは、横軸から見た違いについて解説していきます。
棒グラフ:横軸が文字
棒グラフとは、横軸に文字をとるグラフです。例えば、クラスに田中君がいたとしましょう。あなたは、田中君のテストの点数をグラフに表したい。このような場合に用いるのが棒グラフです。田中君のテストの点数が国数英理社、全てにおいて50点の場合、以下のようなグラフになります。
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縦軸にテストの点数、横軸に「文字」である科目をとる棒グラフが完成しました。このように横軸に「文字」を取る棒状のグラフは、棒グラフと覚えましょう。
横軸が「文字」であるメリットは、それぞれの横軸の値を入れ替えられる点にあります。先程の例だと、国語と数学、この2つを入れ替えて逆にしても棒グラフとしての機能を維持できる。この点が棒グラフの横軸が「文字」である理由です。棒グラフの主な用途は、「それぞれの項目を比較」することにあります。今回挙げた例では、田中君のテストの科目の点数を比較することが目的と言えますね。
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ヒストグラム:横軸が数値
ヒストグラムとは、横軸に数値をとるグラフです。ヒストグラムは棒グラフほど直感的に理解できるものではありません。ヒストグラムを学ぶ上で理解しなければならない専門的な用語も含めて、ヒストグラムについて詳しく解説していきます。
ヒストグラムは、量的データの分布の様子を見るのに用いられます。データをいくつかの階級に分け、度数分布表を作成してからグラフを作成します。横軸にデータの階級を、縦軸にその階級に含まれるデータの数(人数、個数など)をとります。
出典:なるほど統計学園ヒストグラム/ 総務省統計局
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