雑学

簡単でわかりやすいマスクの不織布とポリプロピレンの違い!素材や生地の違いも文学部卒ライターが詳しく解説

よぉ、桜木建二だ。この記事では市販品のマスクの説明書きに書かれている不織布とポリプロピレンについて違いをみていくぞ。この2つはどのような違いがあるのか、素材や生地の織り方などについて異なるようだ。インフルエンザなどの流行病や花粉症持ちの人にも効果があるのか気になる人もいるだろう。今回はそんなマスクの違いについて、通年性の鼻炎に悩む文学部卒ライター海辺のつばくろと一緒に解説していくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/海辺のつばくろ

通年性の鼻炎と花粉症に悩まされて、一年中マスクの利用が欠かせない文学部卒ライター。

マスクの不織布とポリプロピレンの違いとは?

image by iStockphoto

ドラッグストアやスーパーなどで市販されているマスクには、綿素材の粗く織られたガーゼの従来のタイプ、不織布のマスクなどが見られます。近年ではポリプロピレン製のマスクが出ていて、風邪や花粉を口の中に通しにくいなどと言われて購入を検討する人も増えていますね。では、不織布とポリプロピレンとどのような点で異なるのでしょうか。

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市販品のマスクでは、従来のもそのまま販売されているが、たしかにポリプロピレンや不織布といった名称のものも多く見られるようになってきたな。ポリプロピレンも不織布も異なるものを指すのだろうか。まず、不織布の意味についてみてみよう。

不織布:織らずに圧着した布

「不織布」(ふしょくふ)とは、機械などで織っていない布という意味。では、どのように布のようにするかというと、熱や接着剤を用いて繊維同士を圧着させてたり、針に通して上下に動かし繊維同士を絡ませたりして、1枚の布状に仕立てるという方法が一般的です。

マスクのフィルターで使われる不織布は、繊維を溶かして吹き付けて作られます。繊維同士の隙間の間隔が狭くなり、なるべく口や喉にウィルスや花粉が付かないようにできるということです。

使用例:フェルト・メガネ拭きなど

不織布が使われる身近な例は、フェルトやメガネ拭きなどです。マスコットや雑貨作りに使うフェルトは織っていないので切りっぱなしでも端がほつれにくいのが特徴。そのため、子供の工作作りにも向いていますね。

メガネ拭きも端をピンキングばさみで切ってギザギザにしておけば、ほつれることがほぼありません。圧着されて細かい隙間部分に汚れが絡め取られるため、レンズが汚れても傷つけることなくきれいに拭けます。

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不織布は布の形状を表すのだな。織っていないところが、マスクにピッタリなのか。花粉やウィルスなどを絡ませて口に通しにくくなるというメリットがあるんだな。では、ポリプロピレンとは不織布を表す語なのかな。詳しくみていこう。

\次のページで「ポリプロピレン:プラスチック樹脂の繊維」を解説!/

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