3分で簡単にわかるコンクリートとアスファルトの違い!材質や特徴・用途についても理系ライターが詳しく解説
今回はそんな道路や建築物に欠かせない資材の違いを、材質の違いから確認しつつ、雑学好きな理系ライターの斉藤佳人と一緒に解説していきます。
ライター/斉藤佳人
お米農家、メカエンジニア、ロボット教室講師、スポーツトレーナーと複数の仕事をこなすマルチワーカー。豊富な知識と経験をもとにライター業にも取り組んでいる。
コンクリートとアスファルトの違いとは?
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日常生活の様々な場面で目にするコンクリートとアスファルト。コンクリートは建築物やダムなどに使われていますね。アスファルトは道路の舗装というイメージがあるのではないでしょうか?
コンクリートは日本では一般的に、セメントを結合剤として骨材と呼ばれる砂利や砕石、砂などと水を固めたものです。これに対してアスファルトは石油に含まれる黒色の物質であるという違いがあります。次からはコンクリートとアスファルトについて詳しく見ていきましょう。
コンクリートは複合材料
実はコンクリートは広い意味ではセメントに限らず「結合剤」を使って骨材を固めたものという定義があります。アスファルトを結合剤として使い骨材を固めたものをアスファルトコンクリートと呼び、アスファルト舗装は広い意味でコンクリートの一部と言えるのです。
アスファルトは原油に含まれる黒色物質!
アスファルトは瀝青(れきせい)材料の一種。瀝青材料というのは炭化水素の化合物、または複数の炭化水素化合物の混合物です。黒色で温度によって液体、固体と状態を変化させる性質がありますね。
天然由来の天然アスファルトと、石油を精製する過程で残る石油アスファルトがあり、現在使用されているのはほとんどが石油アスファルト。アスファルトの歴史は古く、古代メソポタミアでは接着剤として使われていたり、紀元前3000年頃のエジプトではミイラの防腐剤として用いられたりしていました。
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コンクリート舗装のメリット・デメリット
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建築物やダムに使われているイメージのあるコンクリートですが、道路の舗装にも使われる場合があります。メリットとデメリットを確認しながら、用途についても見ていきましょう。
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