雑学

簡単でわかりやすい!吹奏楽とオーケストラの違い!ブラスバンドとの違いも元オーケストラ団員が詳しく解説

よぉ、桜木建二だ。今回は吹奏楽とオーケストラの違いを解説していくぞ。学生時代の部活で吹奏楽部があり、馴染みがある人も多いだろう。オーケストラは敷居が高いイメージを持っている人もいるかもしれない。しかし改めて違いを聞かれると、明確に説明するのは難しいのではないだろうか。違いはズバリ楽器の編成の違いなのだが、演奏する曲やメインとなる楽器など違いがいろいろあるようだ。今回は定義から確認しつつ、元オーケストラ団員の篠崎まおと一緒に解説していくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/篠崎まお

文学部卒の元オーケストラ団員。ヴァイオリンを担当していた。今回はその経験をもとに、詳しく解説していく。

違いその1.編成

image by iStockphoto

吹奏楽とオーケストラの大きな違いは演奏している楽器の編成です。ここからはそれぞれの編成と、使われている楽器の例をみていきましょう。

吹奏楽:管楽器・打楽器

吹奏楽は管楽器と打楽器で編成され、管楽器による演奏がメインとなっています。主旋律を担当する楽器はクラリネットです。そしてオーケストラとの大きな違いは弦楽器がいないことですが、コントラバスという弦楽器が入ることも。複数人で同じ楽器・同じパートを担当するのが特徴で、個人の演奏は目立ちません。以下は吹奏楽で使われている楽器の例です。

金管楽器
・トランペット
・ホルン
・チューバ
・ユーフォニアム
・トロンボーン
木管楽器
・フルート
・オーボエ
・クラリネット
・サクソフォーン
・ファゴット
打楽器
・ティンパニ
・シンバル
・バスドラム
・スネアドラム

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吹奏楽部にとって全日本吹奏楽コンクールの会場として使われてきた普門館は、目指すべき頂点だったよな。「吹奏楽の甲子園」とも呼ばれていたようだ。

オーケストラ:管楽器・打楽器・弦楽器

オーケストラは管楽器・打楽器に加え、弦楽器も含みます。主旋律を担当する楽器はヴァイオリンです。吹奏楽とは違い管楽器で1人が1つのパートを担当するため、個人の演奏が目立ちます。またオーケストラにはサクソフォーンとユーフォニアムが使われていないのも特徴で、これはクラシックの作曲家たちが生きていた時代には、この2つがまだ生まれていなかったことが理由です。

以下はオーケストラで使われている弦楽器の例となります。

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