・先行研究などが乏しく、詳細が不明な対象を扱う研究
・一般化が困難な複雑な事象を対象とする研究
・対象の複雑性や詳細を明らかにするための研究
定量的なアプローチがよい場合
一方、データが数値になっておりその意味も明確な場合は、定量的なアプローチが向いています。統計学など昔から手法が確立しているため、一人の主観によらずに誰でも同じような結果が出やすいのも特徴です。
定性的な考え方ではどうしても個人の主観が入ってしまいます。そのため、判断基準が不明確になりがちなのも事実。そのため、ビジネスの現場では明確に判断できる定量的なアプローチが好まれます。それが「数字で考えろ」という言葉の意味です。
組み合わせた方がよい場合
定性的な考えと定量的な考えは対になるものです。では、どちらか一方だけを使っていればよいのでしょうか。答えは組み合わせた方がよいこともある、です。
ある商品の評判など、売上数やあるいはアンケートの点数などの数値で表しきれないものもありますよね。また分かりやすい数字の裏に、事実が隠れていることも。例えば、ある商品がずっと売れていたとしても、実は客はもう飽きているかもしれません。他によい商品が出れば、どっとそちらに動いてしまうかも。アンケートに「そのほかご意見、ご感想」といった欄を設け、情報を集めていればその兆候が見つかることもあります。数字はわかりやすいですが、必ずしもすべてを表してはいないわけです。
定性的と定量的、使い分けや組み合わせも重要
定性的と定量的な考え方の違いは何に注目するか。数字になりにくい個人の主観的なものは定性的なものです。一方、数値になっているものは定量的なものになります。数値になっている定量的なデータは扱いやすく、分析しやすいものです。表やグラフなど見せ方を工夫することで分かりやすくなります。そのため、ビジネスの現場では定量的な考え方が好まれます。
しかし、これは定量的な考え方が定性的なものより優れているということではありません。ビジネスも人と人が関わるものなので、主観を無視することは不可能です。数字の裏には表に出にくいものが隠れていることも。それを明らかにするためには定性的な考え方も必要になります。