ライター/toto
中高生男子を育てる主婦。日常で子供達が使う聞きなれないことばや新語などを調べてはインプットして楽しんでいる。普段は違いがよくわからないままやりすごしていることばのちがいを、丁寧にわかりやすく説明していく。
糖分と糖質、糖類の違いとは?
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糖分は甘いもの全般を示すことばでした。一方、糖質は人間の生命活動に重要な役割を果たし、特に脳の活動には不可欠なものです。また糖類は糖質の中の単糖類(ブドウ糖や果糖など)、二糖類(ショ糖、乳糖など)を指します。ここではさらに詳しくこれらの違いをみていきましょう。
糖分:甘いもの全般
糖分は甘いものをイメージしてください。砂糖や甘いお菓子、果物なども含まれます。はっきりと糖分を定義するものはなく、「糖分を控える」とは甘い食べ物を控えるということですね。はっきりと明確な意味がないため、「糖分オフ」などとは使いません。
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糖質:炭水化物に含まれるもの
糖質は、炭水化物から食物繊維を除いたものです。炭水化物は、タンパク質、脂質とともに三大栄養素と呼ばれ、人間の体を動かすために必要な栄養素なのですよ。炭水化物中の糖質は、タンパク質や脂質よりもはやく消化されてエネルギーになります。また考えたり集中したりする脳の活動は、糖質に支えられているのですよ。
糖類:糖質に含まれるもの
糖質は下記の3つに分類されます。このうち単糖類と二糖類を「糖類」と呼んでいるのですよ。
・単糖類:ブドウ糖や果糖(甘いジュース、果物に含まれる)
・二糖類:ショ糖や乳糖(砂糖や牛乳に含まれる)
・多糖類:デンプンやグリコーゲン、セルロース(米、パンに含まれる)
スポーツの前後や風邪の時に、スポーツドリンクを飲んだりしますよね。スポーツドリンクには糖類であるブドウ糖が多く含まれおり、消化されやすくエネルギーになりやすいというメリットがあるからなのです。また糖質の中でも糖類のものは甘く、多糖類のものは甘くないのですよ。
糖質と血糖値について
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「血糖値が高いため、糖分を控えている」という人がいますよね。ここでの糖分とは、糖質の中の甘い糖類(ブドウ糖、果糖、ショ糖など)をさしているのでしょう。糖類を取りすぎると、血糖値が急上昇します。
血糖値が高い状態が続くのは健康によくないため、血糖値をコントロールする必要があるのですよ。ここでは血糖値についてや、高い血糖値の影響などについてみていきましょう。
血糖値とは?
血糖値とは、血液中のグルコース(果物に多く含まれる単糖類)の濃度のことです。甘いチョコレートや果物を食べるとブドウ糖や果糖が多く含まれているため、血糖値が急上昇します。ブドウ糖や果糖は、スポーツ時などにエネルギーをすばやく吸収できるというメリットもありますが、取りすぎると血糖値の高い状態がつづき健康によくないため、適度にとることが大切です。
糖質をおさえて血糖値をコントロールする
暴飲暴食で高いカロリーを摂取しながら、運動不足で消費しきれず、血糖値の高い状態が続くと健康にも影響するのですよ。喉が乾き、イライラして精神面で不安定になることもあります。また悪化すると糖尿病などにもつながり、血管がもろくなり詰まったりするのです。
血糖値が上がると、肝臓からインスリンというホルモンが分泌され血糖値を下げてくれます。インスリンが正常に機能してくれれば、健康に問題はないのです。
近年は糖質をおさえて血糖値をコントロールするため、糖質オフや糖質ゼロの食品がたくさん販売されていますよね。「糖質ゼロ」とは糖類や多糖類の入っていない商品です。また「糖質オフ」とは明確な基準がなく、糖質を減らした商品ですので、トータルの糖質量を確認してみてくださいね。
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