
簡単でわかりやすい!ウェブサイトとホームページの違いとは?ウェブとは何かからホームページの意味までプログラマーがわかりやすく解説


解説/桜木建二
「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。
ライター/woinary
某社で社内向け業務システムの開発、運用を30年近くやっていたシステム屋さん。ウェブサイトがまだ一般的でなかった頃から関わっている。現在はフリーランス。ガジェットやゲーム、ラノベが大好きなおっさん。
ウェブサイト?ホームページ?何が違うのか確認しよう

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毎日、スマホやパソコンを使っていると欠かせないのがウェブサイト。そのウェブサイトは主にブラウザなどを利用してインターネットを経由してアクセスします。そのウェブサイトの昔の呼び名がホームページです。正確にはウェブサイトとホームページは違うもの。ですが、当時のウェブサイトの使い方から勘違いが広まってしまったのです。
このウェブサイトとホームページの違いは、ざっくり言えばウェブサイトの玄関がホームページ。ただ、最近は他の呼び方をすることが多いです。そんな両者の違いやそもそもウェブやウェブサイト、ホームページとは何かを説明します。
ウェブサイト:ウェブ技術を使ってブラウザで見るもの
ウェブ(Web)とは「World Wide Web」を省略したものです。元の言葉にもwebが含まれていますが、これはクモの巣やそれに似た形のもの。世界中に広がったクモの巣のようなものということです。これだけではなんだかよくわかりませんよね。
昔のコンピューターは大きな1台のコンピューターがバラバラに存在していました。それに直接つないで使うのが普通。一方、インターネットではあちこちのコンピューターがつながって、自由に行き来できるようになっています。それをクモの巣に例えたのです。それぞれの会社や大学、団体などのことをウェブサイトと呼びます。
ホームページ:本来はウェブサイトの玄関
そんなウェブサイトへのアクセスは、今なら検索サイトを使うことが多いです。しかし、インターネットが始まった当時は検索サイトはありません。スマホのアドレス帳や住所録のように、どこそこの会社のURLはこれ、というリストがありました。そのURLが指しているのは、そのサイトの玄関。それがホームページです。
クモの巣の例えではよくわからないかもしれないので、図書館の本で例えてみます。インターネットにあるさまざまなウェブサイトは1冊の本みたいなもの。その表紙にあたるのがホームページです。それをめくると中にページがあるように、ウェブサイトはいくつかのウェブページからできています。それがいつしかウェブサイトのことをホームページと呼ぶようになってしまいました。
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ウェブサイトはいくつかのウェブページからできていることが多い。その中でも、玄関にあたるものがホームページだ。しかし、日本ではいつしかホームページを玄関だけでなくウェブサイトの他のウェブページのことも含んでいるという誤解が広がった。ある年代以上はウェブページの意味でホームページという言葉を使う人も多い。これは日本だけの話だし、日本でも最近はホームページという呼び方はしないので注意が必要だ。
生活に欠かせない?ウェブサイトとは?

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現代の生活ではウェブを使わない日はあまりないのではないでしょうか。ウェブ以前を知っている世代から見ても、昔はどうしていたかを思い出すとなんと不便だったろうと感じます。生まれた時からウェブがある世代からすれば想像もつかないかも。そんなウェブの仕組みを説明します。
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