
簡単でわかりやすい!チーフとハンカチの違いとは?チーフとハンカチは互いに代用できる?会社員ライターが詳しく解説

今回はチーフとハンカチの違いについて、会社員ライターのミサキと一緒に解説していくぞ。

解説/桜木建二
「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/ミサキ
おいしい食事とおやつを食べることが生きがい。ハンカチは毎日持ち歩いている。好きな曲は木綿のハンカチーフ。
違い1.実用的か装飾的?「用途」
ポケットチーフとは、スーツの胸ポケットに差す飾りの布のことです。主に男性が使用することが多いでしょう。胸ポケットにチーフを差すことで、スーツが立体的になります。結婚式やパーティーでは、おしゃれでなおかつフォーマルな印象です。女性がアクセサリーを付けるような感覚、と言うと分かりやすいですね。
一方ハンカチは、手をふいたり汗を拭いたり口を拭ったりするのに使う実用的な布です。チーフはなくても何とかなるものですが、ハンカチは手洗い後にしっかり水気を切るためにも持ち歩くのがベストですね。
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違い2.使いやすい「サイズ」
チーフのほうがハンカチよりも小さいです。チーフは30~45cmが一般的で、ハンカチはそれよりやや大きめの15~50cmの大きさでしょう。ハンカチは実用性のあるものなので、ある程度の大きさがあるほうが使いやすいです。近年はタオルハンカチもメジャーになっていますが、この場合は小さくても実用性があるので20cmほどのサイズとなっています。

チーフはポケットに入れて少し見える程度の大きさがちょうど良いサイズだ。大きすぎると不格好になってしまうぞ。小さめのチーフはたたみ方を工夫してボリュームを持たせないと、ポケットの中に全体が収まってしまって装飾の意味を持たなくなってしまうこともあるようだ。チーフを買うときは、柄だけでなく大きさにも注目しよう。
違い3.用途に合わせた「生地」
チーフとハンカチでは、生地の素材が違います。チーフはさらさらした手触りの、シルク(絹)やリネン(麻)が多いでしょう。ハンカチには吸水性に優れたコットン(綿)が多いです。
また、チーフは結婚式やお葬式などフォーマルな場はもちろん、カジュアルスーツなどにも使用できます。ただ、日本ではスーツにチーフを差す習慣があまりないため、お葬式で使用するのは間違いではないですが浸透していない状態です。結婚式では白やシルバーが基本とされており、ドレスとは違い白色のチーフも使用できます。チーフの柄や色合いは、ネクタイやジャケットに合わせると使いやすいようです。
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チーフとハンカチは略称?

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チーフは「ポケットチーフ」、ハンカチは「ハンカチーフ」の略です。もっと細かくいうと、チーフは「ポケットのハンカチーフ」という意味でしょう。英語っぽい印象の言葉ですが、チーフという言い方は和製英語で日本だけで使用されています。また、英語ではチーフは「ポケットスクエア」です。

「ポケットチーフ」が和製英語なのは驚きだったな。ハンカチーフを英語にすると「handkerchief」で、「hand(手)」と「kerchief(覆う布)」のふたつの単語からできている。確かに、チーフだけだと意味が全く違うものになることが分かるぞ。
チーフとハンカチは代用できる?
チーフとハンカチは、互いに代用はできなくはないです。しかし、ハンカチをチーフにしようとすると、大きさや生地の違いから胸ポケットがごわついたりバランスが悪くなったりします。ハンカチをチーフに使うときは、柄や色とボリュームがスーツのバランスを悪くしていないかしっかりチェックしましょう。また、チーフの生地では吸水性が劣るため、ハンカチには不向きなものも多いです。どうしてもハンカチがなかった時ならチーフでもいいかもしれません。
ただ、胸ポケットに入れているチーフを取り出してハンカチとして使用するのは、マナーが悪いのでやめましょう。
チーフは男女とも使用できる!

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男性が使用することの多いチーフですが、女性もスーツに合わせて使用可能です。パンツスタイルはもちろん、スカートでも合わせられます。コサージュだと手を出しにくい方や、アクセサリーを付けない方でも取り入れやすいのでおすすめです。
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