ここまで違う?!ワークマンとワークマンプラスを徹底比較
ここからはワークマンとワークマンプラスの商品ラインナップや、店舗数、ターゲット顧客などを比較してみていきましょう。
違うポイント1:創業年数と店舗数
ワークマンは1980年に「職人の店 ワークマン」として事業を開始。2023年現在では、全国に488店舗を構えています。また、ワークマンプラスは2018年に、ワークマンの新状態として事業スタート。2023年現在では全国に457店舗展開されているんだそう。ちなみに#ワークマン女子は2020年にスタートし、2023年現在で全国25店舗で営業をおこなっています。
違うポイント2:客層と品揃え
ワークマンとワークマンプラスの違いは、ターゲットとなる客層と客層に合わせた品揃えにもみられます。ワークマンはあくまでワーキングウェアに特化した業態のため、工事従事者や職人へむけたプロも満足する作業着や作業用品を販売。ワークマンプラスは、商品ブランドもアウトドアやスポーツなど、職人以外の一般のひとでも購入したくなるような商品がそろっているんだそう。ターゲットとなる客層も広くなっていることがうかがえますね。
しかし実はワークマンとワークマンプラスで提供されている商品は同一ものになるのだそう。陳列方法や見せ方が異なるだけでどちらの店舗でも仕入れ状況など外的な理由がない限り、同様の商品を購入することが可能です。
違うポイント3:コンセプト
ワークマンのコンセプトは「職人の店 ワークマン」からスタートし、現在ではトップメッセージとして「声のする方に、進化する」と掲げています。このような変化から、移り行く社会情勢に柔軟に対応していこうとする姿勢が見受けられますね。実際に「ワークマンプラス」や「#ワークマン女子」も、トレンドを意識した時代に合った業態になっているでしょう。
ワークマンプラスのコンセプトは「高機能×低価格のサプライズをすべての人へ」。このコンセプトをもとにプライベートブランドとして3種類のブランドを展開しています。
ワークマンプラスを代表する3ブランド
ワークマンプラスでは、ワークマンの低単価で機能性に優れたワークウェアをつくる技術をいかして、日常のさまざまなシーンで取り入れやすい商品をFieldCore(フィールドコア)、Find-Out(ファインドアウト)、AEGIS(イージス)と3ブランドで展開しています。ここからくわしく紹介していきましょう。
アウトドアブランド:FieldCore(フィールドコア)
image by iStockphoto
FieldCore(フィールドコア)は、一般的なアウトドアブランドの3分の1の定価を目指して作られたデザイン性とファッション性の高いカジュアルウェアブランド。ワークマンの技術をいかした作業着の品質をそのままに、タウンユースでも使い勝手のいい商品が並びます。
子供用の衣服から、撥水スカート、デニムジャケット、テントやタープ、ダウンシュラフ(寝袋)まで、品揃えも豊富。「山」をイメージしたこだわりのロゴも特徴的です。
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