雑学

3分でわかる着物の男女による違い!違いは色や柄ではなかった!会社員ライターが簡単にわかりやすく解説

よぉ、桜木建二だ。この記事では日本の伝統衣装である「着物」の、男女での違いについてみていくぞ。色や柄が違うだけかと思ったら、様々な違いがあるようだ。着物のつくりや着付け方法から、羽織の歴史にも差がある。日本の伝統衣装について知っておくのもいいよな。男女での違いの理由についても合わせてみていこう。
今回は着物の男女による違いについて、会社員ライターのミサキと一緒に解説していくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/ミサキ

おいしい食事とおやつを食べることが生きがい。着物が似合うと自負しており、興味もある。

男女の着物の4つの違い

image by iStockphoto

男女の着物は色や柄、帯が違うだけに見えますが、4つの違いがあります。

違い1.着物の長さ

着物の男女で大きく違うのが、着丈です。男性の着物は仕立ての段階でちょうどいい着丈サイズに仕上げる一方、女性のものは身長ほどの長さで作られます。その理由は、着物の歴史と生活習慣にあるようです。

江戸時代の少し前、平安時代の着物では、「壺折」という着方をすることがありました。壺折とは、旅や遠出の際に女性が裾をまくってひもでくくり、動きやすい格好になることです。江戸時代の始まり頃までは、男女ともに着丈に合わせて着物が仕立てられることがほとんでした。江戸時代初期では、上層階級の女性は長い裾を引きずって歩くこともありました。

江戸中期頃、女性の着物の丈は長いものに統一されるようになっていったようです。

no-img2″>
 <figcaption class=桜木建二

着物の長さが男女で違うのには、歴史があったんだな。そういえば、時代劇では位の高い女性が裾を引きずりながら歩く場面があったぞ。現在でも、芸子さんなどが室内で裾を引きずって歩く習慣は残っているようだ。

\次のページで「違い2.袖や脇の切れ目の有無」を解説!/

次のページを読む
1 2 3
Share: