文化・歴史雑学

3分で簡単にわかる百姓一揆と打ちこわしの違い!原因はなに?広がった理由や幕府の対応も歴史好きライターがわかりやすく解説

近世最大の打ちこわし「天明の打ちこわし」

「天明の打ちこわし」は江戸時代である天明7年(1787年)に江戸、大阪など当時の主要都市を中心に30か所あまりで発生した大規模な打ちこわしの総称です。

当時の民衆は天明の大飢饉と呼ばれる近世最大の飢饉に苦しんでいました。そこに浅間山の大噴火や関東地方の大洪水など自然災害が相次ぎ、米の不作は加速する一方でした。そして商人による米価の高騰を見込んだ米の買い占めが発生したのです。

最初に大阪で発生した「打ちこわし」は全国に飛び火し、江戸時代最高の打ちこわし件数を記録しました。幕府は取り急ぎ困窮者に対する米の安価での販売を行ったり、米の販売や購入に規制を設けました。また特権をふるっていた商人や役人を処罰しました。

百姓一揆と打ちこわしは場所、実行者、襲撃された相手、実行理由が違う

ここまで「百姓一揆」と「打ちこわし」の違い、なぜこれらの事件が発生したのかという原因、そして代表的な事件例を解説してきました。一口に民衆の暴動といっても、その背景に大きな違いがあったんですね。

日本で暴動が起こることはほとんどありませんが、それは現在の日本が平和で豊かな証拠。できるならば、このまま平和で豊かな暮らしをおくっていきたいものですね。

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