
3分で簡単にわかる棒茶とほうじ茶の違い!効能やお茶の手土産ついても雑学好き主婦ライターがわかりやすく解説
年齢を問わず飲めるお茶
ほうじ茶はカフェインが少ないので胃にもやさしく、妊婦や小さいお子さん、お年寄りまで飲めます。また刺激が少ないため、寝る前に飲んでもぐっすり眠れます。高温の焙煎過程でカフェインは気体になるので、ほうじ茶に含まれるカフェインはとても少なくなるのですよ。全く入っていないノンカフェインではありませんが、健康に差し障りのないカフェインレスの飲み物です。
リラックスし、身体をあたためる効果
ほうじ茶を飲むとスッと気持ちが落ち着きませんか。ほうじ茶の中には「ピラジン」という成分があり、脳をリラックスさせる効果があると言われています。またピラジンは血管をひらき血流をよくする効果もあるので、飲むと体が温まるのですよ。ピラジンはコーヒーやココア、ピーマンにも含まれる苦みや香りのもとになる成分なんです。
ほうじ茶のピラジンは茶を焙煎する過程で作られるので、煎茶や抹茶には含まれない成分なんですよ。
アンチエイジングや感染症予防効果
ほうじ茶には「カテキン」という成分が入っています。カテキンは、赤ワインにも含まれるポリフェノールの一種です。ポリフェノールは植物が光合成をする過程で作られるもので、苦みや渋み、色素の成分なのですよ。きれいな花の色を支えている成分ですね。
ポリフェノールの一種である「カテキン」は体の細胞の酸化を抑えて老化を予防する作用や、インフルエンザや感染症の予防といった抗菌作用が期待されているのですよ。アンチエイジングや感染症予防のためにもほうじ茶をたっぷりとっていきたいですね。
人気の手土産やスイーツ

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近年ほうじ茶をつかったスイーツを多くみかけますよね。健康志向が高まり、リラックス効果や老化予防、風邪予防にも良いとされる日本茶に注目が集まっているのでしょう。ここではほうじ茶の人気の手土産や、スイーツについてみていきましょう。
昭和天皇に献上された献上加賀棒茶
棒茶は石川県加賀地方で広まった茶の茎を焙煎したほうじ茶でした。棒茶の中に昭和天皇に献上されたという丸八製茶場の「献上加賀棒茶」があります。献上加賀棒茶は新鮮な一番茶の新芽を浅くほうじて作られているため、すっきりした味わいでふんわりと上品な香りが特徴です。
日持ちがする、軽いなどの理由でお茶の手土産はとても重宝しますよ。少し値段の張るものですが、献上加賀棒茶は目上の方にも喜ばれる人気の商品です。
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