この記事では棒茶とほうじ茶の違いについてみていきます。どちらも食事やスイーツと一緒に飲める身近なものですね。どちらもツバキ科のチャノキから作るほうじ茶なんです。ずばり違いは原材料の部位の違いなんです。最近はほうじ茶を使ったスイーツもたくさんあるよな。棒茶とほうじ茶の違いとともに、ほうじ茶の効能や人気の手土産、スイーツについても雑学好きライターtotoと一緒にみていきます。

ライター/toto

中高生男子を育てる主婦。日常で子供達が使う聞きなれないことばや新語などを調べてはインプットして楽しんでいる。普段は違いがよくわからないままやりすごしていることばのちがいを、丁寧にわかりやすく説明していく。

棒茶とほうじ茶の違いとは?

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棒茶とほうじ茶は、どちらも中国やインドを原産とするツバキ科の常緑樹「チャノキ」から作られます。お茶はその発酵の度合いによって緑茶、烏龍茶、紅茶と分けられるのですよ。緑茶の中には抹茶、玉露、煎茶、茎茶、ほうじ茶などがあります。ここでは茎を焙煎した棒茶と、茶の葉を焙煎したほうじ茶についてみていきましょう。

棒茶:茶の茎を焙煎したほうじ茶

棒茶は石川県加賀地方で作られ広まった、ほうじ茶の一種です。茎茶とも呼ばれます。茶の茎を焙煎(ばいせん)して作るのですよ。焙煎とは油などを使わず、からいりすることです。ゴマやアーモンドをクッキーを作る時にからいりしますよね。からいりすると香ばしい香りになります。棒茶はほうじ茶と同じように香ばしい香りが特徴なんですよ。

ほうじ茶:茶の葉を焙煎したお茶

ほうじ茶は煎茶や番茶の葉を強火で焙煎して作ります。香ばしくさっぱりしており、こってりした食事の時や、寝る前に家族で手軽に飲めるお茶ですよ。渋みや苦味が少なく、すっきりした味が特徴です。カフェインが少なく胃にもやさしいのですよ。

棒茶とほうじ茶の効能

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棒茶は茶の茎をほうじてつくるほうじ茶でした。ほうじ茶は手軽に手に入るお茶で、カロリーも少なく健康的な飲み物です。ここでは棒茶をふくむほうじ茶の効能についてみていきましょう。

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年齢を問わず飲めるお茶

ほうじ茶はカフェインが少ないので胃にもやさしく、妊婦や小さいお子さん、お年寄りまで飲めます。また刺激が少ないため、寝る前に飲んでもぐっすり眠れます。高温の焙煎過程でカフェインは気体になるので、ほうじ茶に含まれるカフェインはとても少なくなるのですよ。全く入っていないノンカフェインではありませんが、健康に差し障りのないカフェインレスの飲み物です

リラックスし、身体をあたためる効果

ほうじ茶を飲むとスッと気持ちが落ち着きませんか。ほうじ茶の中には「ピラジン」という成分があり、脳をリラックスさせる効果があると言われています。またピラジンは血管をひらき血流をよくする効果もあるので、飲むと体が温まるのですよ。ピラジンはコーヒーやココア、ピーマンにも含まれる苦みや香りのもとになる成分なんです

ほうじ茶のピラジンは茶を焙煎する過程で作られるので、煎茶や抹茶には含まれない成分なんですよ。

アンチエイジングや感染症予防効果

ほうじ茶には「カテキン」という成分が入っています。カテキンは、赤ワインにも含まれるポリフェノールの一種です。ポリフェノールは植物が光合成をする過程で作られるもので、苦みや渋み、色素の成分なのですよ。きれいな花の色を支えている成分ですね。

ポリフェノールの一種である「カテキン」は体の細胞の酸化を抑えて老化を予防する作用や、インフルエンザや感染症の予防といった抗菌作用が期待されているのですよ。アンチエイジングや感染症予防のためにもほうじ茶をたっぷりとっていきたいですね。

人気の手土産やスイーツ

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近年ほうじ茶をつかったスイーツを多くみかけますよね。健康志向が高まり、リラックス効果や老化予防、風邪予防にも良いとされる日本茶に注目が集まっているのでしょう。ここではほうじ茶の人気の手土産や、スイーツについてみていきましょう。

昭和天皇に献上された献上加賀棒茶

棒茶は石川県加賀地方で広まった茶の茎を焙煎したほうじ茶でした。棒茶の中に昭和天皇に献上されたという丸八製茶場の「献上加賀棒茶」があります。献上加賀棒茶は新鮮な一番茶の新芽を浅くほうじて作られているため、すっきりした味わいでふんわりと上品な香りが特徴です。

日持ちがする、軽いなどの理由でお茶の手土産はとても重宝しますよ。少し値段の張るものですが、献上加賀棒茶は目上の方にも喜ばれる人気の商品です。

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和を感じるスイーツ

以前からコーヒーを使ったスイーツはたくさんありましたが、近年は和が注目され、コーヒーと同じように香ばしさのあるほうじ茶スイーツが増えていますね。香ばしい香りのほうじ茶ラテ、ほうじ茶プリン、ほうじ茶ロールケーキ、ほうじ茶パフェなど様々なものが出ています。また和菓子にもほうじ茶大福など、あるようでなかった商品も出てますよ。

棒茶とほうじ茶の違いは原材料の違いだった

棒茶は加賀地方から広まった茶の茎をほうじたお茶、ほうじ茶は茶葉をほうじたお茶でした。ほうじ茶は年齢を問わず飲め、健康志向の飲み物です。たくさん出ているほうじ茶の手土産やスイーツをいろいろ試してみたいですね!

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3分で簡単にわかる棒茶とほうじ茶の違い!効能やお茶の手土産ついても雑学好き主婦ライターがわかりやすく解説

この記事では棒茶とほうじ茶の違いについてみていきます。どちらも食事やスイーツと一緒に飲める身近なものですね。どちらもツバキ科のチャノキから作るほうじ茶なんです。ずばり違いは原材料の部位の違いなんです。最近はほうじ茶を使ったスイーツもたくさんあるよな。棒茶とほうじ茶の違いとともに、ほうじ茶の効能や人気の手土産、スイーツについても雑学好きライターtotoと一緒にみていきます。

ライター/toto

中高生男子を育てる主婦。日常で子供達が使う聞きなれないことばや新語などを調べてはインプットして楽しんでいる。普段は違いがよくわからないままやりすごしていることばのちがいを、丁寧にわかりやすく説明していく。

棒茶とほうじ茶の違いとは?

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棒茶とほうじ茶は、どちらも中国やインドを原産とするツバキ科の常緑樹「チャノキ」から作られます。お茶はその発酵の度合いによって緑茶、烏龍茶、紅茶と分けられるのですよ。緑茶の中には抹茶、玉露、煎茶、茎茶、ほうじ茶などがあります。ここでは茎を焙煎した棒茶と、茶の葉を焙煎したほうじ茶についてみていきましょう。

棒茶:茶の茎を焙煎したほうじ茶

棒茶は石川県加賀地方で作られ広まった、ほうじ茶の一種です。茎茶とも呼ばれます。茶の茎を焙煎(ばいせん)して作るのですよ。焙煎とは油などを使わず、からいりすることです。ゴマやアーモンドをクッキーを作る時にからいりしますよね。からいりすると香ばしい香りになります。棒茶はほうじ茶と同じように香ばしい香りが特徴なんですよ。

ほうじ茶:茶の葉を焙煎したお茶

ほうじ茶は煎茶や番茶の葉を強火で焙煎して作ります。香ばしくさっぱりしており、こってりした食事の時や、寝る前に家族で手軽に飲めるお茶ですよ。渋みや苦味が少なく、すっきりした味が特徴です。カフェインが少なく胃にもやさしいのですよ。

棒茶とほうじ茶の効能

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棒茶は茶の茎をほうじてつくるほうじ茶でした。ほうじ茶は手軽に手に入るお茶で、カロリーも少なく健康的な飲み物です。ここでは棒茶をふくむほうじ茶の効能についてみていきましょう。

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