3分で簡単にわかる!ショートトラックとスピードスケートの違い!ルールや道具の違い・観戦のポイントもスポーツ好きライターが詳しく解説
2.道具
image by iStockphoto
ショートトラックはコーナーが多く、転倒によるけがのリスクがあるためヘルメットを着用します。俊敏な滑走を可能にするために靴も硬い材質でできていて、ブレードが30cmから45cmと短め。
これに対してスピードスケートの靴はショートトラックよりも柔軟性があり、ブレードも40cmから55cmと長いものが使われます。靴とブレードは前方で蝶番によって接続されているので踵(かかと)がブレードから離れるようになっていますね。足を前に踏み出すときにブレードと氷が長く接触するため力を効率よく伝えることができるのです。
3.選手の特徴
ショートトラックはコーナーが多く、細かなターンと一瞬の加速で相手を追い抜くことが求められます。走行中の重心を低くとり、小回りが利く選手が有利。
スピードスケートは強い力で加速することが求められるので長身でパワーのあるタイプの選手が活躍していますね。特に5000mや10000mといった長距離では足が長く一歩を大きくとることができる選手が有利となることが多いのです。
競技観戦のポイントを知ろう!
ショートトラックとスピードスケートではリンク、ルール、道具、選手の特徴と様々な違いがありました。これらをふまえて、競技観戦のポイントを確認していきましょう。
ショートトラックの観戦のポイント
ショートトラックは何といってもコーナーと直線部での目まぐるしい展開が醍醐味です。序盤の位置取りから残りの周回数を意識して滑っていますね。
タイムを競うわけではないので、あえてゆっくり滑るときや、序盤から先行逃げ切りを図る選手もいるため、その時々でレース展開が全く異なります。最終的に上位にいた選手が勝ちなのでこの駆け引きがポイント。接触による転倒も多く、手に汗握る展開が魅力です。
\次のページで「スピードスケートの観戦のポイント」を解説!/