雑学

簡単にわかる「度」と「℃」の違い!体温はどちらを使う?「℉」や「K」との違いも工学系院卒ライターがわかりやすく解説!

この記事では「度」と「℃」の違いについて掘り下げていきます。どちらも同じ「ど」ですが、前者が角度などさまざまな数や量に使われる単位なのに対し、後者はその中の1つである温度の単位「摂氏度」のみを表している。今回はこの「℃」のほかにも、よく使われる温度の単位について、工学系院卒ライターthrough-timeと一緒に解説していきます。

ライター/through-time

工学修士で、言葉や文学も大好きな雑食系雑学好きWebライター。理系の知識を生かしながら、「度」と「℃」の違いを分かりやすく解説していく。

度と°Cの違い

image by iStockphoto

新型コロナウィルスの影響で体温を測る機会が格段に増え、何かと目にすることが多くなった「」と「」。どちらも読みは同じ「ど」ですが、意味合いが違います。それぞれどのような意味を持っているのか、詳しく解説しましょう。

「度」とは

「度」を辞書で引くと、以下のように書いてあります。

 数量・程度などを表す単位。

・温度の単位。
・経度・緯度の単位。
・角度の単位。円周を360等分し、その一単位の弧に対する中心角の角度を1度とする。
・めがねの強さを示す単位。焦点距離をメートルで表した数の逆数で示す。「近視の―が進む」
・音程の単位。全音階では、二つの音が同音のものを1度とし、各音が隔たるごとに2度、3度と数える。
・アルコールの含有量を示す単位。1度はアルコール分が1パーセントであることを示す。

デジタル大辞泉(小学館)「度」より一部抜粋

このように、「度」には温度や角度など、ある量の割合を示す単位という意味があります。英語のdegreeの語源は、ラテン語の「階段の段」です。

度を表す記号「°」は主に単体で使用しますが、特に温度の単位として使う場合「°」の後にそれぞれの温度体系の名称の頭文字をつけます。代表的な例が摂氏度華氏度で、単位記号はそれぞれ「」と「°F」です。

℃:摂氏(セ氏、セルシウス)度

「℃」は摂氏(セ氏、セルシウス)温度の単位である摂氏度を表す単位記号です。英語でdegree Celsiusですが、degree centigrade(百分度の度)でも通じます。

摂氏温度は、スウェーデンの天文学者アンデルス・セルシウス(Anders Celsius)の考案に基づいた温度体系です。1気圧下において、水が凍る温度(凝固点、融点)を0 ℃、水が沸騰する温度(沸点)を100 ℃と定義していますその間を100等分した1目盛りが摂氏度「℃」で、後述する「K(ケルビン)」と等しい温度間隔です。「℃」は前述の通り「°」にCelsiusの頭文字Cをつけたもので、数値と記号の間には1字分の空白を挿入するのが国際単位系のルールとなっています。

摂氏の由来はセルシウスの中国音訳「摂爾修斯」です。

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