
簡単で分かりやすい浴衣と着流しの違いとは?着物の種類や性別・着用の仕方も文学部卒ライターが詳しく解説
着流しとは?

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着流しとは、男性の略装の1つ。もともとは、袴(はかま)や羽織(はおり)を身に着けないで、着物に帯を締めただけの着方のことです。「能」の用語で、着流しという場合は、袴を付けない装束(しょうぞく)のことをいいます。
浴衣も着流しのスタイルの1つでしょう。ただし、着流しは季節に関係なく着用できますし、足袋や草履を履いても構いません。ただし、気温が低い時期は羽織がないと肌寒く感じるので、着流しは避けたほうが良さそうです。
1.着物の略装
現在では、羽織を着て袴を付けないことを着流しということもあります。羽織を着なくても、袴を付けるだけでお茶の席で着用できる略礼装となるからです。近年では、おしゃれに着崩して日常の場で着るといったニュアンスも含んでいます。洋服でいえば、軽く出かけるようなデニムやチノパンの感覚で着用するといいでしょう。
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