
3分でわかる野菜とフルーツの違いは?分類方法は甘さじゃない!食べるの大好き栄養士ライターが簡単にわかりやすく解説
違い1.甘味と酸味の有無
近年、甘味のある野菜も増加していますが、野菜は甘味が少なく糖度の低いものがほとんどです。野菜には、苦味や辛味、うま味などが豊富に含まれています。一方、フルーツは高い糖度や、甘味と一緒に酸味のあるものも多いです。フルーツの糖質の成分は主にフルクトース(果糖)からなっていますが、これもフルーツならではでしょう。
違い2.普段の使用方法

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野菜やフルーツは普段の使用方法に違いがみられます。甘味や酸味、うま味など、味にそれぞれの特徴があることが理由でしょう。
野菜は生で食べることもありますが、スープや煮込み料理、炒め物など、加熱して食べられることが多いです。フルーツは加熱せずに、カットしてそのまま食べることが多くあります。野菜なのかフルーツなのかによって、食卓への上がり方も変わってくるということですね。
違い3.食べる部分がさまざま?
野菜は根を食べるもの、葉を食べるもの、実を食べるもの、などさまざまな部分を食しています。さらに、根菜類は根だけでなくて葉の部分も食べますよね。さまざまな部分を食べるものが野菜に分類されるため、フルーツに比べて種類も豊富です。一方、フルーツは実だけを食べます。食べる部分が実であるかどうかも違いの1つでしょう。
分類が難しい食品
果物だと思っていたのに、実は野菜!というものがいくつもあります。野菜の定義からも分かるように、1年以内に収穫できたり毎年植えたりするものは野菜、ということはさまざまなものが定義上は野菜であることが分かりますね。野菜の中でもさらに5つに分類されますが以下の通りです。
・根菜類
・葉茎菜(ようけいさい)類
・果菜類
・香辛野菜
・果実的野菜
果実的野菜って何?

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果実的野菜とは、果実のように扱われているが本来は野菜の分類である植物のことです。具体的にはスイカ・メロン・いちごがあります。スイカやメロンは毎年苗を植えることで、収穫できますよね。いちごはひとつの苗を植えると、長年収穫することができますが、毎年ツルのようなものが伸びて新たな株を作ることから野菜とされます。
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