
3分でわかる「ストレート」と「ロック」の違い!「水割り」「ハイボール」などお酒の美味しい飲み方も語学系主婦ライターが簡単わかりやすく解説


解説/桜木建二
「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/小島 ヨウ
ドイツ語学科卒、英語劇や市民劇団に所属した語学系おばさんライター。漢字や言葉の使い方に興味あり。わかりやすくをモットーに深ぼり解説する。
「ストレート」と「ロック」の違い

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お酒の好みは人それぞれ。同じ酒でもアレンジング次第で様々な楽しみ方が出来ます。アルコール度数の高い酒をそのまま飲める人はお酒に強い人、というイメージですね。粋なお酒の飲み方を「ストレート」と「ロック」を中心にご紹介しましょう。
「ストレート」:そのまま飲むこと
「ストレート」とは、お酒を常温のまま何も混ぜずに飲むことです。温度やグラス、混ぜるもので口当たりや味、風味が変わるお酒。「ストレート」は本来の風味や味を五感で楽しむ飲み方です。また、水やソーダ水など「チェイサー」を用意して交互に飲むのがおすすめ。チェイサーを挟むことで口内をリセット、お酒の芳醇な味わいを何度も楽しめ、悪酔いを防ぎます。
「ロック」:氷を入れたグラスに酒を注いで飲むこと
「ロック」は「オンザロック」の略で、グラスの氷を岩に見立て、その上から酒を注ぐこと。氷によって冷やされたお酒は口当たりがよくなり、アルコールの刺激や強すぎる香りを和らげる効果があります。氷が溶けるにつれて変化する味わい、色、グラスにぶつかる氷の音なども楽しめ、ゆっくりお酒を堪能できる飲み方です。

「ストレート」と「ロック」の違いは氷の有無と分かったかな。どちらも「チェイサー」を挟んで嗜もう。さあ、酒についてさらにみていくぞ。
「ストレート」や「ロック」で飲むお酒は主に蒸留酒

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世界にはいろんなお酒がありますが、製造方法によって3タイプに大きく分類されます。ひとつは醸造酒。原料を酵母でアルコール発酵させたもので、代表的なお酒は「ビール」「ワイン」「日本酒」などです。二つめは蒸留酒、醸造酒を加熱して蒸留したお酒。アルコール度数が高いものが多いですね。三つめが混成酒で、醸造酒+蒸留酒+α(シロップ・香料・着色料など)で「リキュール」などが代表的になります。
「ストレート」や「ロック」で飲むのに適するお酒は主に蒸留酒です。メジャーな酒類をご紹介しましょう。
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「ウイスキー」:穀類を麦芽の酵素で糖化した蒸留酒
ラテン語の「命の水」が語源という「ウイスキー」は世界で飲まれるメジャーなお酒です。原材料で大きく3タイプあります。モルト(大麦・ライ麦)・グレーン(トウモロコシ)そしてモルトとグレーン混合のブレンドです。木製の樽で貯蔵熟成させる工程が特徴で、独特の風味があります。
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「ブランデー」:果実を原料とする蒸留酒
「ブランデー」の語源はオランダ語で「焼いたワイン」。醸造酒のワインを蒸留、5年から8年、長いものでは25年貯蔵させると「ブランデー」になります。
常温(18℃から20℃)で「ストレート」の飲み方のが一般的ですが、アルコール度数が高く40度から50度です。そこでおすすめなのが「トワイスアップ」と呼ばれる1対1の水割り。香りを楽しむために、混ぜる水も常温が良いようです。
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