

ライター/スズキアユミ
外食が大好きな主婦ライター。週に2回は外食を楽しみ、近隣のお店を開拓している。高級料理よりも庶民派の手軽なものが好み。
餃子と焼売の違いは?

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餃子と焼売の違いは、主に形状や皮、具材、調理法などにあります。ただし、それはあくまで日本における違い。私たちが日本で日常的に食べている餃子・焼売は、本場である中国から伝来した後に日本で独自に変化したものです。日本における5つの違いのほか、中国での餃子・焼売の様子も次から詳しく解説していきます。
日本の餃子と焼売の違い

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日本の餃子と焼売の違いは、大きく分けて形状、皮、餡の具材、調理法、日本への伝来の5点です。後ほど解説する本場の特徴との共通点も存在しながら、日本ならではのアレンジも随所に見られます。1つずつ確認していきましょう。
違い1.形状
1つ目の違いは形状です。餃子・焼売はどちらも餡を皮で包んだものですが、包み方により最終形状が大きく異なります。餃子は基本的に皮で完全に餡を包み、外からは餡が見えません。半月状に成型し、皮をとじる部分はひだを作るように折り込む場合も。一方の焼売は皮で餡を円柱状に包み、上部が空いた状態に成型します。
違い2.皮
2つ目の違いは皮です。餃子と焼売では、皮の形・厚みに差が見られます。餃子の皮は円形。日本の市販の皮では厚みが1mm程度、直径は9cm前後のものが主流です。
一方の焼売の皮は正方形で、市販品は一辺が8~9.5cmほど。厚みは0.5mm程度と、餃子の皮よりも薄いことが分かるでしょう。ちなみに皮の材料は餃子と焼売で違いはなく、強力粉・薄力粉・塩・水を練って作ります。
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違い3.餡の具材
3つ目の違いは餡に使用する具材。販売店や家庭によりさまざまですが、一般的に餃子は野菜の比率が高く、焼売は肉の比率が高いのが特徴です。
餃子に使用する野菜はキャベツ、ニラ、ニンニクが主流で、好みや求める特徴によって、白菜や生姜、青じそなどを入れる場合も。そこに豚ひき肉と調味料を合わせて練れば、餃子の餡のできあがりです。焼売は豚ひき肉をメインに、玉ねぎと生姜、調味料を混ぜたものが餡になります。
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