3分で簡単にわかる!「most」と「most of」の違いとは?定義や使い方も英会話講師がわかりやすく解説
ライター/まるっこ
幼児から高校生まで幅広い年齢層に英語を教えてきた英会話講師。海外の食べ物が大好きで、輸入雑貨店を見つければ必ずチェックする。世界の遺跡や史跡を訪れることが趣味。
「most」と「most of」の違いとは
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「most」と「most of」はどちらも「多くの」という意味の単語であり、使い分けが難しい単語ですね。例えば英語で「多くの人々」と言い表したい場合に「most people」にするべきか「most of people」にするべきか悩んだ経験がある人はいませんか?
ざっくりとした違いは、「most」を使うと普遍的な意味を感じさせるニュアンスになり世間一般が対象になります。一方で、「most of」はその後ろに範囲を表す言葉が続くので、「多くの」が適用される範囲が限定されていますね。
この記事では、「most」と「most of」がどのような文脈において使われているのかについて一緒に見ていきましょう。「most」と「most of」の使い分けに迷いがある、疑問がある、という方はぜひチェックしてみてくださいね。
「most」と「most of」の意味
それではまず「most」と「most of」が持つ意味から見ていきましょう。
「most」の意味
「most」は形容詞、副詞、名詞と様々な品詞として使われています。
most:
[形容詞] 最も多くの、最も大きい、大抵の、ほとんどの、大部分の
[副詞] 最も(多く)、一番(多く)、何よりも、この上なく◆many、muchの最上級、とても、大変、非常に
[名詞] 《the ~》最大限度、最大量、最大数◆【対】least、大部分、大多数[ほとんど]の人◆複数扱い
出典:Webio英和辞典
このうち、「most of」と混同されがちな使われ方は形容詞としての「大抵の」「ほとんどの」という意味の場合でしょう。「most」の特徴は、その範囲が非常に広く普遍的であることです。大げさにいえば、「世の中のほとんどは」程度の大きさを示す言葉となっており、この部分が後に紹介する「most of」と異なっています。
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