3分で簡単に分かる「同義語」と「類義語」の違い!微妙に違う?院卒日本語教師が分かりやすく解説
実はこの「同義語」と「類義語」、少し意味が違う言葉なんです。まぁほとんど同じなんだけどな。ちょっとだけ違うんだよ。
今回はそんな「同義語」と「類義語」の違いについて、言葉の意味や違いに詳しい院卒日本語教師の”むかいひろき”と一緒に解説していきます。
ライター/むかいひろき
ロシアの大学に再就職した、日本で大学院修士課程修了の日本語教師。その経験を武器に「言葉」について分かりやすく解説していく。
「同義語」と「類義語」の違いを確認しよう!
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「同義語」と「類義語」、同じ意味の言葉なんじゃないの…と思った人もいるかもしれません。実は少しずつですが意味の異なる言葉なのです。まずは「同義語」と「類義語」がどのような言葉なのか、辞書の記述を元に確認していきましょう。
「同義語」:意味が同じか、非常に近い言葉
まずは「同義語」がどのような言葉なのか、辞書の記述を確認していきましょう。「同義語」は国語辞典には次のような意味が掲載されています。
語形は異なるが中心的な意味が同じである語。「みち」と「道路」、「やまい」と「病気」の類。同意語。シノニム。
出典:明鏡国語辞典 第二版(大修館書店)「どうぎ‐ご【同義語】」
辞書によると「語形は異なるが中心的な意味が同じである語」が「同義語」です。ただ、これでは少しわかりづらいですよね。簡単に言えば、「違う2つ以上の言葉で、意味が同じであったり非常に似ていたりする言葉の組み合わせ」を「同義語」と言います。つまり、「同義語」は意味が同じかほぼ同じであるため、「同義語」同士の言い換えが可能ですね。
「同義語」は「同意語」とも呼ばれます。つまり、「同義語」の同義語は「同意語」ですね。(ややこしい言い方ですが。)
「類義語」:意味がよく似ている言葉
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次に「類義語」がどのような言葉なのか、辞書の記述を確認していきましょう。「類義語」は国語辞典には次のような意味が掲載されています。
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