この記事では普通自動車免許の一種と二種の違いについてみていきます。どちらも普通自動車を運転できることは変わりないが、その目的によっては二種免許でないといけない場合があるようです。今回は普通自動車免許の一種と二種の違いを定義から確認しつつ、文系SEライターのrantyuと解説していきます。

ライター/rantyu

プログラミングの知識ゼロで入社した根っからの文系SE。PCよりもスマートフォンに馴染みのあるデジタルネイティブ世代であり、最近はペーパードライバーになりつつある。

普通自動車免許の一種と二種の違いとは?

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自動車の免許を取得する際、自分が一種と二種どちらの免許を取得したか覚えていますか?「あまり意識せずに申込みをしたので覚えていない」という方も多いと思います。なぜなら自動車教習所の窓口に行って「自動車の免許を取りたいです!」と言うと大抵は一種を案内され、二種については説明されることすら稀だからです。

同じ普通自動車免許のはずですが一種と二種というだけで一体何が違うのか、これから解説していきます。

一種は一般的な運転免許

先ほども言ったとおり、普通自動車免許の一種というのは「最も一般的な運転免許」と言えます。「車を運転するために免許を取りたい!」という時は、普通自動車免許の一種を取得するのが良いでしょう。「友人とドライブを楽しみたい」「家族の送り迎えをしたい」など色々と取得したい理由があるかと思いますが、基本的には一種免許があれば十分です。

さて、それでは二種免許はどういった人が取得しているのでしょうか。

二種は旅客自動車の運転に必要

普通自動車免許の二種は、タクシーなどの旅客自動車を運転して旅客を運送する時に必要となります。なお、旅客というのはその名のとおり「お客さん」のことですね。持ち主の代わりに車を運転して自宅へ送り届ける運転代行業の場合も二種免許が必要。旅客自動車ではなくお客さんが所有する自動車であっても、旅客を乗せていることに変わりないためです。

\次のページで「第二種免許について詳しく知ろう」を解説!/

第二種免許について詳しく知ろう

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普通自動車免許の一種と二種の違いについて理解したところで、あまり馴染みのない第二種免許について深堀りしていきたいと思います。バスやタクシーの他にどのような車を運転できるのか?免許取得の難易度は?費用や時間はどのくらいかかるのか?といったさまざまな疑問について見ていきましょう。

具体的にはどのような車を運転できる?

タクシーで旅客を乗せる場合や、お酒を飲んだ人の代わりに運転をする場合(運転代行)は二種免許が必要です。旅客を乗せる自動車と言えば真っ先にバスも思い浮かびますが、普通自動車免許の二種で運転できるのは「普通自動車」のみ。通常の路線バスなどは大型自動車に該当することが多いので、運転するためには大型自動車第二種免許が必要となります。

第二種免許の取得の難易度は?

第二種免許の取得は第一種免許よりも難しいです。というのも普通自動車の第二種免許を取得するには、第一種免許の運転経歴が3年以上必要。普通自動車第一種免許を取得できるのは満18歳からなので、第二種免許の取得は必然的に満21歳以上の方が対象となります。

取得条件に運転経歴があるだけあって、実技試験の合格点も第一種免許より高く設定されているため、第二種免許の取得は比較的難しいと言えるでしょう。

免許取得費用・時間の違いは?

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費用については都内にある自動車教習所の料金表を例として見ていきましょう。ここではMT免許の取得を前提とします。

普通自動車第一種免許を取得するのに必要なのは約31万円。これは何の免許も持っていない人、もしくは原付免許のみ持っている場合の料金です。そして普通自動車第一種免許(MT)を受けている人が普通自動車第二種免許(MT)を取得するには約26万円かかります。つまり、普通自動車第二種免許(MT)を受けるためには合計で約57万円が必要ということですね。

また、普通自動車第一種免許(MT)を取得するには技能34時限と学科26時限の教習を受ける必要があり、普通自動車第二種免許(MT)を取得するには、技能21時限と学科19時限の教習を受ける必要があります。

普通自動車免許の一種と二種の違いは旅客を乗せるかどうか

普通自動車免許の一種と二種の違いについて解説してきました。第二種免許を取得すれば旅客自動車を運転して、営利目的で旅客を乗せて運搬することができるようになります。取得費用は高額で時間もかかりますが、バス会社やタクシー会社によっては免許取得費用の補助が出る場合もあるので、機会があればチャレンジしてみてはどうでしょうか。

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3分で簡単にわかる!普通自動車免許の一種と二種の違いとは?免許取得に必要な条件も文系SEライターがわかりやすく解説

この記事では普通自動車免許の一種と二種の違いについてみていきます。どちらも普通自動車を運転できることは変わりないが、その目的によっては二種免許でないといけない場合があるようです。今回は普通自動車免許の一種と二種の違いを定義から確認しつつ、文系SEライターのrantyuと解説していきます。

ライター/rantyu

プログラミングの知識ゼロで入社した根っからの文系SE。PCよりもスマートフォンに馴染みのあるデジタルネイティブ世代であり、最近はペーパードライバーになりつつある。

普通自動車免許の一種と二種の違いとは?

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自動車の免許を取得する際、自分が一種と二種どちらの免許を取得したか覚えていますか?「あまり意識せずに申込みをしたので覚えていない」という方も多いと思います。なぜなら自動車教習所の窓口に行って「自動車の免許を取りたいです!」と言うと大抵は一種を案内され、二種については説明されることすら稀だからです。

同じ普通自動車免許のはずですが一種と二種というだけで一体何が違うのか、これから解説していきます。

一種は一般的な運転免許

先ほども言ったとおり、普通自動車免許の一種というのは「最も一般的な運転免許」と言えます。「車を運転するために免許を取りたい!」という時は、普通自動車免許の一種を取得するのが良いでしょう。「友人とドライブを楽しみたい」「家族の送り迎えをしたい」など色々と取得したい理由があるかと思いますが、基本的には一種免許があれば十分です。

さて、それでは二種免許はどういった人が取得しているのでしょうか。

二種は旅客自動車の運転に必要

普通自動車免許の二種は、タクシーなどの旅客自動車を運転して旅客を運送する時に必要となります。なお、旅客というのはその名のとおり「お客さん」のことですね。持ち主の代わりに車を運転して自宅へ送り届ける運転代行業の場合も二種免許が必要。旅客自動車ではなくお客さんが所有する自動車であっても、旅客を乗せていることに変わりないためです。

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