3分で簡単にわかる!「計測」と「測定」の違い!「計量」との違いも主婦ライターがわかりやすく解説
「測定」の使い方
「測定」の例をみてみましょう。「測定」は単に何かをはかるとき、数値化するときに使います。
明日の体育の授業では握力を測定する予定だ。
温度計を用いて気温の変化を測定する。
近くの工事現場では坂の傾斜を測定しているらしい。
「計量」との違いは?
似た意味の言葉として「計量」がありますが、意味や使い方についてみていきましょう。
重量や分量をはかること。
出典:デジタル大辞泉(小学館)「けいりょう【計量】」
日本産業規格(JIS)の定義では「公的に取り決めた測定標準を基礎とする測定」とされており、「測定」よりもさらに狭い意味で使われています。日常用語としては、特に物の「量」をはかるときに使われる言葉です。
「計量」の使い方
「計量」は次のような場合に使います。
計量スプーンで砂糖の量をはかる。
明日のボクシングの試合に向けて計量が行われた。
「計測」と「測定」は場合によって使い分けよう!
「計測」と「測定」、産業の分野における専門用語としても使われている言葉なので使い分けは少し難しく感じたかもしれませんね。日常用語として使う場合、基本的には同じ意味で使っても問題はありません。ただし、「体力測定」は正しい使い方ですが、「体力計測」はあまり使われないなど、組み合わせる言葉によって注意が必要な場合もあります。2つの違いを頭に置きつつ、必要な場合は使い分けるようにしましょう。