3分で簡単にわかる!「計測」と「測定」の違い!「計量」との違いも主婦ライターがわかりやすく解説
ライター/えぬとも
文学好きな主婦ライター。大学時代は日本文学を専攻しつつ、日本語学や日本美術史など幅広く学ぶ。今回は、その知識を生かして、2つの言葉の違いをわかりやすく解説していく。
「計測」と「測定」の違いとは?
「計測」と「測定」、どちらも「(何かを)はかる」という意味で使う言葉ですよね。この2つの違いをご存じでしょうか。「あまり使い分けは意識したことがない」という方も多いと思います。
国語辞典では同じ意味の場合が多いですが、日本産業規格(JIS)の定義では明確に使い分けられています。2つの違いをざっくりいうと、「計測」の方が「測定」よりも広い意味で使われるということ。「計測」はただ「はかる」というだけではなく、「はかった結果を用いて目的を達成する」ところまで含まれている言葉です。それでは、1つ1つ詳しくみていきましょう。
器械を使って、数・量・重さ・長さなどをはかること。
出典:デジタル大辞泉(小学館)「けいそく【計測】」
また、日本産業規格(JIS)の定義では、「特定の目的をもって、事物を量的にとらえるための方法・手段を考究し、実施し、その結果を用い所期の目的を達成させること。」とされています。
日常的に使うときは、「測定」と同じ「器械を使って(数値を)はかる」という意味で使って問題ないようです。ただし、産業に関する用語として使うときには上記の意味も含まれてくるので覚えておくとよいでしょう。
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