
3分で簡単にわかる「ml」と「g」の違い!似ている言葉と使い分けを理系ライターが詳しく解説
今回は「ml」と「g」の定義を確認しつつ、似ている言葉との使い分けまでを雑学好きな理系ライター斉藤佳人と一緒に解説していきます。

ライター/斉藤佳人
お米農家、メカエンジニア、ロボット教室講師、スポーツトレーナーと複数の仕事をこなすマルチワーカー。豊富な知識と経験をもとにライター業にも取り組んでいる。
「ml」は体積、「g」は質量!

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日常生活で何気なく使っている「ml」と「g」。ペットボトル飲料は500ml入りなどがあり50ml増量などのキャンペーンがあるとうれしいですよね。またパンなどの表示欄には100gなどと書いてあり、おなかがいっぱいになるかどうかを判断しているのではないでしょうか。この「ml」は体積を、「g」は質量を表す単位なのです。
体積・質量とは何か?
体積と質量はものの量を表していそうですが、何を表しているのかは大きく異なるのです。次からは体積と質量の違いについて詳しく見ていきましょう。
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体積:立体的な空間の大きさを表す!
体積は縦、横、高さのある立体的な空間の大きさを表しています。体積の単位には「㎥」、「㎤」、「l」、「ml」などがありますね。固体やガスなどの気体の体積を表すときは「㎥」、「㎤」、液体の体積を表すときに「l」、「ml」が使われるのです。
体積は条件が変わると変化します。例えば虫よけスプレーなどのスプレー缶。中には圧縮した状態のガスが充填されていて、ふき出すとその体積は大きくなります。
次に手のひらに乗るスポンジをイメージしましょう。このスポンジを握りつぶすと小さくなりますね。これはスポンジに力が加わったことで圧縮されたことで体積が小さくなったのです。
質量:そのものが持つどこに行っても変わらない量

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体積が条件によって変化するのに対して、質量はどこにいっても変化しないそのものが持つ量を表しています。質量を量る方法の1つが天秤。質量を量りたいものを片側に乗せ、もう一方に質量がわかっている分銅を乗せていきつりあったときの値が質量となります。
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