
3分で簡単に分かる「路側帯」と「歩道」の違い!共存はしない!?院卒日本語教師が分かりやすく解説

この「路側帯」と「歩道」、交通ルールを覚える上で非常に大切になってくるんだ。車を運転する人はもちろん、歩行者にとっても。
今回はそんな「路側帯」と「歩道」の違いを、自転車大好きな院卒日本語教師の”むかいひろき”と一緒に解説していくぞ。

解説/桜木建二
「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/むかいひろき
ロシアの大学に再就職した、日本で大学院修士課程修了の日本語教師。サイクリングが趣味のため交通ルールに詳しい。自身の経験による「言葉」と「交通ルール」の詳しさをここで発揮する。
「路側帯」と「歩道」とは何か見ていこう!

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「歩道」は普段よく使用しても「路側帯」という言葉はあまり使わないかもしれませんね。そもそも何が「歩道」で何が「歩道」ではないのか理解できていない人も多いかもしれません。まずは、「路側帯」と「歩道」がどんな道なのか、見ていきましょう。
「路側帯」:歩道がない道路で、白線で区切られた道路の脇の部分
まずは「路側帯」とは何なのか、道路交通法の記述を見てみましょう。「路側帯」は道路交通法第2条において次のように定義されています。
路側帯 歩行者の通行の用に供し、又は車道の効用を保つため、歩道の設けられていない道路又は道路の歩道の設けられていない側の路端寄りに設けられた帯状の道路の部分で、道路標示によつて区画されたものをいう。
出典:道路交通法(昭和三十五年法律第百五号)
やはり法律に書かれた文章は難しいですよね。簡単に言えば「歩道がない道路において、歩行者の通行のために白線によって区切られた部分」のことを言います。日本の歩道がない道路を見てみると、両脇に白い線が引かれていることが多いですね。この両脇の白い線で区切られた車道から見て外側の部分が「路側帯」です。
この「路側帯」を自転車やリヤカーなどの軽車両は通行することができますが、バイクや乗用車などの一般的な車両は原則走行することができません。

「路側帯」…自動車教習所で何となく聞いたことがあるが、すっかり忘れてしまっていたぜ。白い線で区切られた部分のことも「歩道」だと思っていたからな。ただ、これじゃあダメなんだ。俺もこの記事を読んで交通ルールについて復習しよう。
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