雑学

簡単でわかりやすい!二杯酢と三杯酢の違いとは?甘酢・土佐酢・南蛮酢との違いや作り方も雑学大好き図書館司書が詳しく解説

よぉ、桜木建二だ。みんな、酢の物は好きか?酢の物は、具材を合わせ酢で和えたものだが、その合わせ酢にもさまざまな種類があることを知っているだろうか。酢に加える調味料によって、それぞれ違った風味を楽しませてくれるんだ。今回は、合わせ酢の中でも基本となる二杯酢、三杯酢の違いや使い方、甘酢・土佐酢・南蛮酢についても雑学大好き図書館司書のひろみと一緒に解説していくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/ひろみ

図書館司書として勤務18年目の主婦ライター。利用者から寄せられるさまざまな疑問に答えるため、日々尽力している。

二杯酢と三杯酢の違いとは?

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二杯酢、三杯酢は、酢と別の調味料・食材を混ぜ合わせて作る合わせ酢の代表的なもので、それぞれ「にはいず」「さんばいず」と読みます。今回は、和食には必要不可欠な二杯酢、三杯酢について、その違いや作り方を詳しく見ていきましょう。

二杯酢:酢と醤油を合わせたもの

二杯酢は酢1に対し醤油1を合わせて作るのが基本。昔は、杯で酢と醤油を1杯ずつ量り、合わせて二杯になるように調合していたことから「二杯酢」と呼ばれます。別名は酢醤油。1:1の割合にすると塩分が高すぎるため、現在は、酢:醤油を3:2の割合にして塩気を控えめにすることも。酢が強いと感じるときは、酢の半量のだし汁を加えると、味が和らぎます。

三杯酢:酢と醤油とみりんを合わせたもの

酢、醤油、みりんをそれぞれ杯1杯ずつ、合計3杯を合わせて作ることから三杯酢と言われていました。近年は、減塩のため、酢・醤油・みりんの割合を2:1:2にすることもあります。みりんの代わりに砂糖を使う際は、酢:醤油:砂糖を3:1:2の割合にしてください。二杯酢同様、酢が強いと感じるときはだし汁を加えましょう。

二杯酢と三杯酢の使い分け

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二杯酢と三杯酢のそれぞれの作り方については分かりましたね。ここでは、それぞれの味の特徴をいかし、どのような料理に合わせるのが良いのかを見ていきましょう。同じ食材に二杯酢と三杯酢をかけて食べ比べることで、その味の違いを楽しんでみてください。

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