この記事ではレンチとスパナの違いについてみていきます。どちらもボルトやネジを回す工具を表す言葉ですが、少し違いがある。意味を曖昧にしていると、誤解を招く恐れもあるため、この機会に意味をはっきりさせておこう。今回はそんなレンチとスパナの違いを、レンチ・スパナの種類一覧とあわせて読書家WEBライターのハヤカワと一緒に解説していきます。

ライター/ハヤカワ

学術書を中心に毎年100冊以上の本を読む、無類の本好き。人にさまざまな影響を与える言語、それ自体に強い興味をもち、言葉の細やかな表現にも並々ならないこだわりをもっている。

レンチとスパナの違いとは?

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レンチとスパナの違いは、アメリカ英語かイギリス英語かという点にあります。実はレンチ(wrench)とスパナ(spanner)は海外では同じ工具を表しており、レンチはアメリカ英語での表現、スパナはイギリス英語での表現です。海外でのwrench・spannerは同じものと覚えておきましょう。

また日本においてはレンチは先端が丸く閉じた工具を表し、対してスパナは先端が開放されたものを表すことが多い傾向があります。海外での表現と違い、区別して使い分ける傾向があるため、こちらの点についても覚えておきましょう。

レンチ・スパナの種類一覧

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それではレンチとスパナの種類についても、一覧から確認しておきましょう。レンチ・スパナには、モンキーレンチ・片口スパナ・両口スパナ・コンビネーションスパナ・めがねレンチといった種類が存在します。一つ一つ特徴を確認していきましょう。

その1.モンキーレンチ(モンキースパナ)

モンキーレンチ(モンキースパナ)は、ボルトやナットをつかむ先端の開口部が可動式になったレンチです。開口部のサイズ変更が可能であるため、色々なサイズのボルト・ナットに柔軟に対応できる特徴をもっています。

その2.片口スパナ

片口スパナは、片方の端にボルトやナットを回すヘッドを備えたスパナです。最もポピュラーな形状のスパナとなっており、サイズは1種類にしか対応していないものの、グリップしやすく扱いやすい魅力をもっています。

\次のページで「その3.両口スパナ」を解説!/

その3.両口スパナ

両口スパナは両端にサイズの違うヘッドを備えたスパナです。一本で2種類のサイズに対応できる点から片口スパナよりも利便性が高くなっています。

その4.コンビネーションスパナ

コンビネーションスパナは、両端にスパナ・レンチ両方のヘッドをもったスパナです。スパナ・レンチ2種類の用途で活用できる魅力をもっており、工具の数を減らすことができます。

その5.めがねレンチ

めがねレンチは、両端にレンチのヘッドをもったレンチです。ちょうどめがねのような形状をしていることから呼び名がついており、両口スパナと同じように一本で2種類のサイズに対応しています。

六角レンチとは?

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六角レンチ(六角棒レンチ)は、六角穴付きボルトや六角穴付きネジを回すための工具です。先端部分が正六角形の形状となっており、これをボルトやネジの六角穴にはめ込み回す仕組みとなっています。レンチと呼ぶものの、形状は一般的なレンチと大きく違う点に注意しましょう。

六角レンチや六角棒レンチのほかにも様々な呼び名がある工具で、六角スパナ・ヘキサゴンレンチ・ヘックスなどとも呼ばれています。六角レンチはプラスドライバーやマイナスドライバーと異なり、サイズがぴったり合っていないと使用できないため、ボルトやネジが壊れにくい点が魅力です。

レンチとスパナはアメリカ英語とイギリス英語の違い!

この記事ではレンチとスパナの違いを説明しました。レンチとスパナはそれぞれ語源をアメリカ英語・イギリス英語としているという違いがあります。海外においては同じ工具を表しており、また日本においては先端が丸く閉じた工具をレンチ、先端が開放されたものをスパナとして使い分ける傾向があるため注意しましょう。

またレンチ・スパナには、モンキーレンチ・片口スパナ・両口スパナ・コンビネーションスパナ・めがねレンチといった種類があります。それぞれ細かく形状が違い、機能や用途が違うため、こちらもあわせて覚えておきましょう。今回の記事が皆さんの参考になっていれば幸いです。

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雑学

3分で簡単にわかる!レンチとスパナの違いとは?レンチとスパナの種類一覧とあわせて読書家ライターがわかりやすく解説!

この記事ではレンチとスパナの違いについてみていきます。どちらもボルトやネジを回す工具を表す言葉ですが、少し違いがある。意味を曖昧にしていると、誤解を招く恐れもあるため、この機会に意味をはっきりさせておこう。今回はそんなレンチとスパナの違いを、レンチ・スパナの種類一覧とあわせて読書家WEBライターのハヤカワと一緒に解説していきます。

ライター/ハヤカワ

学術書を中心に毎年100冊以上の本を読む、無類の本好き。人にさまざまな影響を与える言語、それ自体に強い興味をもち、言葉の細やかな表現にも並々ならないこだわりをもっている。

レンチとスパナの違いとは?

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レンチとスパナの違いは、アメリカ英語かイギリス英語かという点にあります。実はレンチ(wrench)とスパナ(spanner)は海外では同じ工具を表しており、レンチはアメリカ英語での表現、スパナはイギリス英語での表現です。海外でのwrench・spannerは同じものと覚えておきましょう。

また日本においてはレンチは先端が丸く閉じた工具を表し、対してスパナは先端が開放されたものを表すことが多い傾向があります。海外での表現と違い、区別して使い分ける傾向があるため、こちらの点についても覚えておきましょう。

レンチ・スパナの種類一覧

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それではレンチとスパナの種類についても、一覧から確認しておきましょう。レンチ・スパナには、モンキーレンチ・片口スパナ・両口スパナ・コンビネーションスパナ・めがねレンチといった種類が存在します。一つ一つ特徴を確認していきましょう。

その1.モンキーレンチ(モンキースパナ)

モンキーレンチ(モンキースパナ)は、ボルトやナットをつかむ先端の開口部が可動式になったレンチです。開口部のサイズ変更が可能であるため、色々なサイズのボルト・ナットに柔軟に対応できる特徴をもっています。

その2.片口スパナ

片口スパナは、片方の端にボルトやナットを回すヘッドを備えたスパナです。最もポピュラーな形状のスパナとなっており、サイズは1種類にしか対応していないものの、グリップしやすく扱いやすい魅力をもっています。

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