この記事では部門と部署の違いについてみていきます。どちらも企業など組織の区分を表す言葉ですが、実は意味に違いがある。混同して誤用してしまわないためにも、しっかりと意味の違いをはっきりさせておくことが大切です。今回はそんな部門と部署の違いを、代表的な部署一覧とあわせて読書家WEBライターのハヤカワと一緒に解説していきます。

ライター/ハヤカワ

学術書を中心に毎年100冊以上の本を読む、無類の本好き。人にさまざまな影響を与える言語、それ自体に強い興味をもち、言葉の細やかな表現にも並々ならないこだわりをもっている。

部門と部署の違いとは?

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部門と部署は、どちらも企業など組織における区分を表す言葉です。それぞれ同じように営業・人事・経理など扱う業務ごとに組織を区分けしたものとなっていますが、よく似た部門と部署は少し意味に違いがあります。一般的な企業では「部門」は複数の部署をまとめた区分を指す言葉です。

対して「部署」は複数の課をまとめた区分を表す言葉となっています。部門はこうした部署を含むより大きな区分として、覚えておきましょう。また実際の企業においては、企業ごとにこうした部門や部署の扱いが一般と異なる場合もあり、こちらも注意しておきましょう。

代表的な部署一覧

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ここからは企業における代表的な部署を一覧でご紹介していきます。それぞれの部署の特徴を確認し、一つ一つ覚えていきましょう。

その1.総務部

総務部は会社・従業員の管理・事務全般を扱う部署です。非常に幅広い分野の業務を含む部署となっており、中規模以下の企業においては経理課などを兼ねる場合もあります。

その2.人事部

人事部は、人材の採用・人材育成・従業員の配置など企業の人材の管理を扱う部署です。社内の人事評価や人事異動計画なども、こちらの部署が担っています。

\次のページで「その3.法務部」を解説!/

その3.法務部

法務部は、企業が関わる法務業務を扱う部署となっています。社内監査や訴訟対応のほか、企業の活動で生じた法的手続きの業務を行うのも、こちらの部署です。企業のコンプライアンスの重要性が高まり、法務部は企業経営に欠かせない部署となっています。

その4.経理部

経理部は、企業の資金管理を扱う部署です。企業が活動する中で発生した資金情報の帳簿への記録や、決算書の作成といった業務があります。

その5.営業部

営業部は、企業の商品やサービスの売り込みを扱う部署です。顧客や取引先への商談・交渉などの業務があります。

その6.広報部

広報部は、企業の商品やサービスの認知度向上に関わる業務を扱う部署です。広告・宣伝活動や、社外情報の収集、メディア関係者への対応などの業務があります。

その7.経営企画部

経営企画部は、企業の経営戦略などに関わる業務を扱う部署です。経営層の意思を反映し、経営計画に従って全部署へ指示出しを行うなどの業務があります。業務内容から経営層に近く、各部門を横断して業務を行う特殊な部署です。

部門長と部長の違いは?

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部門と部署の違いとあわせて、部門長と部長の違いについてもこの機会に覚えておきましょう。部門長と部長は、企業によっても異なりますが、基本的に同じ役職を表しています。どちらも各部門における責任者を表しており、部に所属するそれぞれの課の課長を統括する役職です。

企業の役職には、代表取締役社長から順に、専務取締役・常務取締役・本部長(事業部長)・部長・次長・課長・係長・主任・一般社員などがあります。この機会に改めて、それぞれの役職の序列などあわせて再確認しておきましょう。

部門は部署も含んだ大きな枠組み!

この記事では部門と部署の違いを説明しました。部門は複数の部署をまとめた区分を表しており、部署は複数の課をまとめた区分を表す言葉です。部門は部署を含む大区分と覚えておきましょう。企業や団体の区分には、他にも課・室・係なども存在しています。

また企業の代表的な部署は、総務部・人事部・法務部・経理部・営業部・広報部・経営企画部などがありました。企業によってはこの他にも様々な部門・部署が配置されていることがあるため、こちらの点についても注意しておきましょう。今回の記事が皆さんの参考になっていれば幸いです。

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雑学

3分で簡単にわかる!部門と部署の違いとは?代表的な部署一覧とあわせて読書家ライターがわかりやすく解説!

この記事では部門と部署の違いについてみていきます。どちらも企業など組織の区分を表す言葉ですが、実は意味に違いがある。混同して誤用してしまわないためにも、しっかりと意味の違いをはっきりさせておくことが大切です。今回はそんな部門と部署の違いを、代表的な部署一覧とあわせて読書家WEBライターのハヤカワと一緒に解説していきます。

ライター/ハヤカワ

学術書を中心に毎年100冊以上の本を読む、無類の本好き。人にさまざまな影響を与える言語、それ自体に強い興味をもち、言葉の細やかな表現にも並々ならないこだわりをもっている。

部門と部署の違いとは?

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部門と部署は、どちらも企業など組織における区分を表す言葉です。それぞれ同じように営業・人事・経理など扱う業務ごとに組織を区分けしたものとなっていますが、よく似た部門と部署は少し意味に違いがあります。一般的な企業では「部門」は複数の部署をまとめた区分を指す言葉です。

対して「部署」は複数の課をまとめた区分を表す言葉となっています。部門はこうした部署を含むより大きな区分として、覚えておきましょう。また実際の企業においては、企業ごとにこうした部門や部署の扱いが一般と異なる場合もあり、こちらも注意しておきましょう。

代表的な部署一覧

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ここからは企業における代表的な部署を一覧でご紹介していきます。それぞれの部署の特徴を確認し、一つ一つ覚えていきましょう。

その1.総務部

総務部は会社・従業員の管理・事務全般を扱う部署です。非常に幅広い分野の業務を含む部署となっており、中規模以下の企業においては経理課などを兼ねる場合もあります。

その2.人事部

人事部は、人材の採用・人材育成・従業員の配置など企業の人材の管理を扱う部署です。社内の人事評価や人事異動計画なども、こちらの部署が担っています。

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