この記事では日傘と雨傘の違いについてみていきます。近年、猛暑の影響か日傘を使う人が多くなってきたようです。暑い日差しを遮るのに便利な日傘ですが、雨の日に使う雨傘とはどう違うのか気になるよな。この2つには、3つの違いがあるようです。また、お互いに代用可能なのかも見ていこう。
今回は日傘と雨傘の違いについて、日焼け対策に敏感でいつでも日傘を持ち歩いている会社員ライターのミサキと一緒に解説していきます。

ライター/ミサキ

おいしい食事とおやつを食べることが生きがい。晴れの日も雨の日も晴雨兼用の折り畳み傘を愛用している。

日傘と雨傘の用途

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日傘と雨傘の違いを見る前に、2つの傘の用途を確認しておきましょう。

日傘は日光を遮る

日傘は日光を遮ることを第一に作られています。夏をメインに使用しますが、夏に限らず太陽の出ている日や薄曇りの日にも使われることもあるでしょう。強い日差しを遮断して、暑さや紫外線から身を守るための傘です。

雨傘は雨や雪から体を守る

雨傘は雨で体が濡れるのから守るために作られています。雨や雪の日だけ使う方がほとんどでしょう。台風などの横殴りの雨など使用しないほうがいい場面もありますね。

日傘と雨傘の違いは?

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日傘も雨傘も同じような形をしていますが、用途に合わせた違いがあります。「生地」「形」「色」に注目してみましょう。

違い1.生地の素材

日傘と雨傘の1番の違いは「傘の生地」です。日傘は綿や麻などの布でできていることが多く、雨傘はポリエステルやビニールがメインとなっています。用途の違いから、使用する目的が異なるため生地も違うのです。

日傘は暑い日の日光を遮り、風通しの良い素材が求められるため、綿や麻などを使用します。UVカットの加工が施されており、紫外線も防ぎますね。一方雨傘は、雨から身を守り濡れないために使うため、撥水性が重要です。水をはじいて通さないポリエステルの生地を使用するため、空気も通しません。使用する目的に合った生地がそれぞれの傘に使用されています。

違い2.傘の形

日傘と雨傘では「傘の形」に違いがあります。雨傘は濡れないよう傘が人を包み込むようにやや丸みを帯びておりサイズも大きめですが、それに比べると日傘は平らに近い形でサイズも小さめです。

また、傘をたたんだ時の先端(石突)も異なります。日傘は短くて丸みを帯び、たたんだ時も手に持ったままが多いです。雨傘は石突が長くてややとがっており、閉じている状態で地面についても良いように頑丈に作られています。傘の形はあまり注目していなかった方も多いかもしれませんが、日傘と雨傘では形も大きく異なりますね。

違い3.傘の色

日傘と雨傘では、「傘の色」に違いがみられます。雨傘はさまざまな色がありますが、日傘は白っぽい色と黒っぽい色に偏りがありますね。

黒などの色の濃い傘は、それだけで紫外線をカットする効果が得られます。ただ、熱を吸収する性質があるため日光を防げても暑さを防ぐ効果が低いです。白は日光を反射させる性質があり色だけでは紫外線カットの効果は低いですが、黒色に比べて熱を持たないので暑さは軽減できます。

日傘と雨傘はそれぞれ代用できる?

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日傘と雨傘の違いを見てきましたが、雨の日も晴れの日も同じ傘で済むなら便利ですよね。それぞれ代用可能なのか見ていきましょう。

\次のページで「日傘を雨傘に代用」を解説!/

日傘を雨傘に代用

布でできている日傘は、雨に濡れると生地が傷んでしまったり伸びたり縮んだりしてしまうため、雨の日には使えません。また、布製だと雨がしみこんで雨漏り状態になることもあります。

そんな水に弱い日傘には、防水スプレーをしておくことがおすすめです。基本的に雨の日に使用しないほうが良いですが、万が一急な雨の時には役に立つでしょう。防水スプレーを使うことで汚れが付きづらくなる利点もあります。

雨傘を日傘に代用

雨傘を日傘の代わりに使用することはできます。特に、黒や紺などの色の濃い傘は、それだけで紫外線を防ぐので効果が期待できるでしょう。白などの薄い色は多少の効果はありますが、傘がないよりはいい、といった程度です。ビニール傘は透明なので紫外線や暑さを防ぐ効果はありません。

晴雨兼用が便利!

晴れの日も雨の日も1本の傘で済ませたい人は「晴雨兼用傘」がおすすめです。私も長らく晴雨兼用傘ひとつで晴れの日も雨の日も乗り越えています。

晴雨兼用傘は便利に使用できますが、UVカット加工は2~3年で徐々に効果がなくなってしまうので注意が必要です。日傘の効果を期待して使用するなら、2年ほどでの買い替えをおすすめします。

雨晴兼用傘と晴雨兼用傘は使い分けされているようです。雨晴兼用傘は特に雨に強く、晴雨兼用傘は日差しに特化して作られています。雨晴兼用傘は、男性向け商品に多くあるでしょう。ただ、雨晴と晴雨を使い分けしていないこともあるので、商品の強度や特徴をよく見て購入することがおすすめです。

日傘と雨傘を上手に使おう

日傘と雨傘は、用途に合わせて違いがあることが分かりました。「素材」「形」「色」の具体的な違いを見てきましたが、互いに代用できる場合と難しい場合もあります。晴雨兼用傘の活用もおすすめです。日傘と雨傘の特徴を知って、日常で上手に活用してほしいです!

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雑学

簡単でわかりやすい!日傘と雨傘の違いは?兼用はできるの?会社員ライターが詳しく解説

この記事では日傘と雨傘の違いについてみていきます。近年、猛暑の影響か日傘を使う人が多くなってきたようです。暑い日差しを遮るのに便利な日傘ですが、雨の日に使う雨傘とはどう違うのか気になるよな。この2つには、3つの違いがあるようです。また、お互いに代用可能なのかも見ていこう。
今回は日傘と雨傘の違いについて、日焼け対策に敏感でいつでも日傘を持ち歩いている会社員ライターのミサキと一緒に解説していきます。

ライター/ミサキ

おいしい食事とおやつを食べることが生きがい。晴れの日も雨の日も晴雨兼用の折り畳み傘を愛用している。

日傘と雨傘の用途

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日傘と雨傘の違いを見る前に、2つの傘の用途を確認しておきましょう。

日傘は日光を遮る

日傘は日光を遮ることを第一に作られています。夏をメインに使用しますが、夏に限らず太陽の出ている日や薄曇りの日にも使われることもあるでしょう。強い日差しを遮断して、暑さや紫外線から身を守るための傘です。

雨傘は雨や雪から体を守る

雨傘は雨で体が濡れるのから守るために作られています。雨や雪の日だけ使う方がほとんどでしょう。台風などの横殴りの雨など使用しないほうがいい場面もありますね。

日傘と雨傘の違いは?

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日傘も雨傘も同じような形をしていますが、用途に合わせた違いがあります。「生地」「形」「色」に注目してみましょう。

違い1.生地の素材

日傘と雨傘の1番の違いは「傘の生地」です。日傘は綿や麻などの布でできていることが多く、雨傘はポリエステルやビニールがメインとなっています。用途の違いから、使用する目的が異なるため生地も違うのです。

日傘は暑い日の日光を遮り、風通しの良い素材が求められるため、綿や麻などを使用します。UVカットの加工が施されており、紫外線も防ぎますね。一方雨傘は、雨から身を守り濡れないために使うため、撥水性が重要です。水をはじいて通さないポリエステルの生地を使用するため、空気も通しません。使用する目的に合った生地がそれぞれの傘に使用されています。

違い2.傘の形

日傘と雨傘では「傘の形」に違いがあります。雨傘は濡れないよう傘が人を包み込むようにやや丸みを帯びておりサイズも大きめですが、それに比べると日傘は平らに近い形でサイズも小さめです。

また、傘をたたんだ時の先端(石突)も異なります。日傘は短くて丸みを帯び、たたんだ時も手に持ったままが多いです。雨傘は石突が長くてややとがっており、閉じている状態で地面についても良いように頑丈に作られています。傘の形はあまり注目していなかった方も多いかもしれませんが、日傘と雨傘では形も大きく異なりますね。

違い3.傘の色

日傘と雨傘では、「傘の色」に違いがみられます。雨傘はさまざまな色がありますが、日傘は白っぽい色と黒っぽい色に偏りがありますね。

黒などの色の濃い傘は、それだけで紫外線をカットする効果が得られます。ただ、熱を吸収する性質があるため日光を防げても暑さを防ぐ効果が低いです。白は日光を反射させる性質があり色だけでは紫外線カットの効果は低いですが、黒色に比べて熱を持たないので暑さは軽減できます。

日傘と雨傘はそれぞれ代用できる?

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日傘と雨傘の違いを見てきましたが、雨の日も晴れの日も同じ傘で済むなら便利ですよね。それぞれ代用可能なのか見ていきましょう。

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