雑学

3分で簡単にわかる参加と出席の違い!使い分けや結婚式に使う表現も雑学好き主婦ライターがわかりやすく解説

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参加と出席はその場にいること自体が重視されるのか、その場にいて活動を盛り上げる役割を果たすかどうかの違いだとわかってきたな。さらに使い分けと類語表現や、結婚式に使われる表現などをみていこう。

参加と出席の使い分けと結婚式で使う表現

参加と出席の違いがわかってきましたが、その使い分けとそれぞれ似た意味を持つことばをみていきましょう。また結婚式では、参加に似た「参列」や「出席」「列席」も使われますよね。使い分けがよくわからないまま使うことも多いことばですが、しっかりとした違いがあります。

参加:主体的なイメージを持とう!

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参加は何かに主体的に仲間として加わって、その中で積極的に活動することでした。よく似た意味のことばに「参画」「参列」「加盟」などがあり、どちらも仲間の一員となってそのグループを盛り上げていくことが期待されており、その場にいるだけではだめなんです

加盟店だけで使えるクーポンなどありますよね。これはクーポンを利用してもらうことで、加盟店を含む地域や業界を活性化しようとするものです。

出席:受け身のイメージを持とう!

出席はその場にいること自体が重視される、受け身的なことばでしたよね。学校などで出欠簿をつかって、出席か欠席かの確認があります。それはその場で席についているかいないかを確認するだけのもので、その人が何をしているかは関係がないのですね。

出席に似た表現には、「列席」「臨席」などがありますよね。これらはイベントに格式がある場合に使われます。結婚式、葬儀、竣工式などあらたまった式に使われることばなんです。

また「列席」「臨席」を使うのは出席する側の人間ではなく、式典などを主催する者が使うという大事な注意点があります。「本日ご列席(ご臨席)たまわりました皆さまには…」のように主催者が出席者について使うことばなんです。

結婚式で使う表現

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結婚式の招待状では、返信欄で出席と欠席を確認されますよね。結婚式当日の新郎挨拶では「本日ご列席たまわりました…」と始まったりします。また、結婚式の話題の時に「先日参列した結婚式でね…」などと話したりしますよね。これらの使い分けできますか。

まず招待状の出席とは、その場にあなたの席はいりますかということ。結婚式に行くか行かないかという事務的な意味合いです。次に参列の参は「参るというへりくだる意味」で、列は「列するという仲間に加わるという意味」があります。仲間に加わらせていただくと招かれた側が使うことばです。

最後に列席は格式ある式典で、主催者がその場にいる人に対して使うことばでしたね。このように状況に合わせて使い分けましょう!

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参加には主体的なイメージ、出席には受け身の事務的イメージがあることがわかったな。また結婚式で使われる出席、参列、列席はその意味の違いだけでなく、立場によっても使い分けなければならないことばだぞ。

参加と出席の英語表現

参加と出席には英語表現でも違いがあります。英語圏の国では自分の意見をいうことが大変重要視されますよね。ことばの中でもそれを感じ取ることができますので、それぞれみていきましょう。

参加:join, participate in

英語で参加は、join, participate inを使います。join us!とは一緒に楽しもうよ!、一緒にやろうよ!という意味です。またparticipate inは一緒に活動してこのグループ盛り上げるという意味で、オリンピックに参加するという時などにも使われます。

出席:attend

出席はあらたまったイベントなどではattendが使われます。授業に出席する時にはattendやgo toが使われ、やはりその場にいるかいないか、行くか行かないかという点が重視されていることがわかりますね。

日本でも近年、アクティブラーニングということばをよく聞きますよね。これは授業において先生の話を聞き、板書を取る従来の学びではなく、その場にいる生徒が活発に意見し議論する中でさまざまな視点から物事を理解して学ぶというものです。従来のものは授業に出席、アクティブラーニングは授業に参加するということですね。

参加と出席の違いは主体性にあった

参加と出席はその場に主体的にいるのかどうかの違いだとわかりました。アクティブラーニングが日本で広まっているように、日本でも活動に積極的に参加し、盛り上げていくことが今後も期待されるでしょうね!

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