人にものを送るときに「郵送」や「発送」といった言葉をよく使うよな。どちらも意味は似ているが、言葉によって意味することに違いがあるみたいです。
今回はこの違いについて、言葉の使い方にこだわるビジネス文書熟練者の西風と一緒に解説していきます。

ライター/西風

企業にて10年以上にわたりビジネスパーソンとの交流や企画書・論文作成を経験。現在は後進育成にも注力。文章のわかりやすさはもちろん、言葉の意味や使い方にもこだわり、わかりやすく正確な情報をお届け。

「郵送」と「発送」の違いとは?

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この2つの言葉は、ものを送るときや送られるときに使われる言葉です。しかし、「正確な違いがわからない」「適切に使い分けができない」という人も多いのではないでしょうか。この2つの違いを理解することで、状況によって適切に使い分けられ、正確に物事を伝えられるようになるでしょう。2つの違いについてくわしく解説しますので、参考にしてください。

「郵送」は日本郵便株式会社が送り届けること

“郵”は通信を伝達する制度という意味を、“送”は人やものを別のところに運び送るという意味を持つ漢字です。これらの漢字を組み合わせて成り立つ「郵送」は、ものを別のところに運び送る制度を表し、“郵”という漢字や制度は日本郵便株式会社を表しています。

「発送」はものを送り出すこと

“発”は外部や世間に向けて出すという意味を持つ漢字です。人やものを別のところに運び送るという意味を持つ“送”と組み合わさり成り立つ「発送」は、手元にあるものを送り先に向けて送り出すことを表しています。

「郵送」の意味や使い方

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ここから「郵送」と「発送」の違いに着目しながら、「郵送」の意味や使い方を解説します。

「郵送」の意味

「郵送」を辞書で調べると、以下のように記載されています。

郵便で送ること。

出典:デジタル大辞泉

辞書に明記されている「郵便」は、日本郵便株式会社による書状・はがきや荷物などを宛先の人に送り届ける通信事業です。そのため、「郵送」とは日本郵便株式会社により相手にものが送り届けられることを意味しています。

「郵送」の使い方

「郵送」という言葉の使い方には次のような具体例があります。

・年賀状を郵送した
・契約書を内容証明郵便で郵送する
・履歴書を同封の上、選考書類を郵送してください

「郵送」には、すべて“日本郵便株式会社を利用して”という手段が含まれています。民間配送会社がものを届ける場合には、「郵送」という言葉は使用できないため注意しましょう。

「発送」の意味や使い方

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ここからは「発送」の意味や使い方について解説します。

「発送」の意味

「発送」を辞書で調べると、以下のように記載されています。

荷物や郵便物などを送り出すこと。

出典:デジタル大辞泉

「発送」は荷物や手紙などを送り出す時点にフォーカスした行為です。民間事業者が取り扱う荷物や日本郵便株式会社が取り扱う信書といった区別はありません。

「発送」の使い方

「発送」という言葉の使い方には次のような具体例があります。

・商品をお客様のもとへ発送した
・コンビニエンスストアは民間配送業者の発送窓口として利用可能です
・契約書を相手企業の担当者宛に発送した

「発送」は手元から送り先の相手へものや手紙を送り出す行為です。「郵送」のようにものや手紙を送り届ける業者の特定がない「発送」という言葉は、業者を気にせず使用できます。

「配達」や「配送」との違い

ここまで「郵送」と「発送」の違いについて、使い方の具体例をあげながら解説しました。ここでは、それら2つと似た言葉である「配達」や「配送」との違いについて解説します。

「配達」の意味

「配達」を辞書で調べると、以下のように記載されています。

郵便物や商品などを指定された宛先へ届けること。

出典:デジタル大辞泉

\次のページで「「配送」の意味」を解説!/

「発送」がものを送り出すスタートの行為と考えると、その送り出されたものを相手先というゴールまで送り届けるのが「配達」です。

「配送」の意味

「配送」を辞書で調べると、以下のように記載されています。

配達して届けること。また、配達と発送。

出典:デジタル大辞泉

「発送」はスタートの行為、「配達」はスタートしたものをゴールまで送り届ける行為でした。これら「発送」と「配達」をあわせたものが「配達」です。「配送」という言葉は、ものが送り主から送り先まで届けられる全体の仕組みを意味しています。

担い手や行為の発生時点が限定された言葉であると認識しよう

「郵送」と「発送」の違いについてくわしく解説しました。2つともものを相手へ送るときに用いられるのは同じですが、「郵送」は担い手が限定され、「発送」は送り出す行為に限定された点が異なります。また、「配達」や「配送」もものを送り届ける意味があり、それぞれ意味する範囲が異なりました。同じような言葉でもそれぞれ詳細な意味は異なる…くわしく調べるほどに日本語の面白さを感じずにはいられませんね。

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雑学

3分で簡単にわかる「郵送」と「発送」の違い!意味や使い方・「配達」や「配送」との違いもビジネス文書熟練者が解説!

人にものを送るときに「郵送」や「発送」といった言葉をよく使うよな。どちらも意味は似ているが、言葉によって意味することに違いがあるみたいです。
今回はこの違いについて、言葉の使い方にこだわるビジネス文書熟練者の西風と一緒に解説していきます。

ライター/西風

企業にて10年以上にわたりビジネスパーソンとの交流や企画書・論文作成を経験。現在は後進育成にも注力。文章のわかりやすさはもちろん、言葉の意味や使い方にもこだわり、わかりやすく正確な情報をお届け。

「郵送」と「発送」の違いとは?

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この2つの言葉は、ものを送るときや送られるときに使われる言葉です。しかし、「正確な違いがわからない」「適切に使い分けができない」という人も多いのではないでしょうか。この2つの違いを理解することで、状況によって適切に使い分けられ、正確に物事を伝えられるようになるでしょう。2つの違いについてくわしく解説しますので、参考にしてください。

「郵送」は日本郵便株式会社が送り届けること

“郵”は通信を伝達する制度という意味を、“送”は人やものを別のところに運び送るという意味を持つ漢字です。これらの漢字を組み合わせて成り立つ「郵送」は、ものを別のところに運び送る制度を表し、“郵”という漢字や制度は日本郵便株式会社を表しています。

「発送」はものを送り出すこと

“発”は外部や世間に向けて出すという意味を持つ漢字です。人やものを別のところに運び送るという意味を持つ“送”と組み合わさり成り立つ「発送」は、手元にあるものを送り先に向けて送り出すことを表しています。

「郵送」の意味や使い方

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ここから「郵送」と「発送」の違いに着目しながら、「郵送」の意味や使い方を解説します。

「郵送」の意味

「郵送」を辞書で調べると、以下のように記載されています。

郵便で送ること。

出典:デジタル大辞泉

辞書に明記されている「郵便」は、日本郵便株式会社による書状・はがきや荷物などを宛先の人に送り届ける通信事業です。そのため、「郵送」とは日本郵便株式会社により相手にものが送り届けられることを意味しています。

「郵送」の使い方

「郵送」という言葉の使い方には次のような具体例があります。

・年賀状を郵送した
・契約書を内容証明郵便で郵送する
・履歴書を同封の上、選考書類を郵送してください

「郵送」には、すべて“日本郵便株式会社を利用して”という手段が含まれています。民間配送会社がものを届ける場合には、「郵送」という言葉は使用できないため注意しましょう。

「発送」の意味や使い方

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ここからは「発送」の意味や使い方について解説します。

「発送」の意味

「発送」を辞書で調べると、以下のように記載されています。

荷物や郵便物などを送り出すこと。

出典:デジタル大辞泉

「発送」は荷物や手紙などを送り出す時点にフォーカスした行為です。民間事業者が取り扱う荷物や日本郵便株式会社が取り扱う信書といった区別はありません。

「発送」の使い方

「発送」という言葉の使い方には次のような具体例があります。

・商品をお客様のもとへ発送した
・コンビニエンスストアは民間配送業者の発送窓口として利用可能です
・契約書を相手企業の担当者宛に発送した

「発送」は手元から送り先の相手へものや手紙を送り出す行為です。「郵送」のようにものや手紙を送り届ける業者の特定がない「発送」という言葉は、業者を気にせず使用できます。

「配達」や「配送」との違い

ここまで「郵送」と「発送」の違いについて、使い方の具体例をあげながら解説しました。ここでは、それら2つと似た言葉である「配達」や「配送」との違いについて解説します。

「配達」の意味

「配達」を辞書で調べると、以下のように記載されています。

郵便物や商品などを指定された宛先へ届けること。

出典:デジタル大辞泉

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