
3分で簡単にわかる!「マサラ」と「カレー」の違い!特徴や使い方も主婦ライターが詳しく解説

ライター/えぬとも
食べることが大好きな主婦ライター。2児の母で、日々簡単で美味しいレシピを探索している。今回は主婦としての経験を生かして2つの違いについてわかりやすく解説していく。
マサラとカレーの違いとは?
インド料理によく使われているスパイス「マサラ」ですが、カレーとの違いをご存じでしょうか。日本ではカレーの方が一般的で、マサラについてはよく知らないという方も多いかもしれません。どちらも複数のスパイスを配合して作るミックススパイスなのですが、スパイスの比率などは決まっておらず、同じようなスパイスがブレンドされています。
2つの違いをざっくりというと、「ターメリック」という色付けに使われるスパイスの使用の有無。マサラは主に香りづけとして使われるためターメリックは入っておらず、一方カレーにはターメリックが配合されています。それでは、それぞれについて詳しくみていきましょう。
マサラ:香りづけに使うスパイス

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一口にマサラといってもたくさんの種類があるのですが、ここでは基本的なマサラであるガラムマサラについて解説していきます。ガラムマサラは、インド料理で使われるミックススパイス。シナモン、クローブ、ナツメグを基本に通常3~10種類のスパイスを配合して作られます。
味をつけるというよりは香りをつけることを目的として使うのが特徴。料理に使うときは、火を止める直前に加え、蓋をして蒸らすのが香りを引き立たせるポイントです。
カレー:味付けのメインになるスパイス

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ここでは「カレー」は「カレー粉」のこととして解説していきます。カレー粉とは、カレー料理で使われるミックススパイス。ウコンやトウガラシ、ターメリックを始めとする数十種類のスパイスを配合して作られます。
カレーは単体で香り・辛味・色づけが完結するミックススパイスのため、色づけのために使われるターメリックが配合されているのが特徴。カレーライスだけではなく、様々な料理の風味づけとして広く世界に普及しています。
マサラカレーとはどんな料理?
マサラカレーとは、簡単にいうとマサラで作られたカレーのこと。インドではそれぞれの家庭で独自にスパイスを配合したマサラを使い、来客の際のおもてなし料理として出されることも多いようです。また、インドではマサラを使って作ったカレーと市販のルーを使ったカレーは別の料理として扱われています。
日本でスパイスから本格的なマサラカレーを作るのは難しいので、あらかじめスパイスが配合されているガラムマサラとカレー粉などを使うことで手軽にマサラカレーを楽しむことができますよ。
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