この記事では普通二輪と大型二輪の違いについてみていきます。バイクの免許を取りたいという場合には、大きく分けて普通二輪と大型二輪の二種類があるよな。この「普通」と「大型」というのがどうやって区別されているかを、現役文系SEかつペーパーライダーでもあるrantyuと一緒に解説していきます。

ライター/rantyu

プログラミングの知識ゼロで入社した根っからの文系PCよりもスマートフォンに馴染みのあるデジタルネイティブ世代。社会人になってから普通二輪免許を取得したが、現在はペーパーライダー。

普通二輪と大型二輪の違いを押さえよう

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「普通二輪と大型二輪って何が違うの?」というのは、バイクの免許を取ろうと思った人が一度は疑問に思うことではないでしょうか。普通と大型とは言うものの、車体のサイズや重さのことではありません。ここでは、普通二輪と大型二輪の違いについて解説していきます。

普通二輪免許で乗れるバイクは400ccまで

普通二輪免許と大型二輪免許の違いは、ずばりバイクの排気量です。普通二輪免許を取得すると、排気量が400cc以下のバイクを運転できるようになります。AT限定の普通二輪免許であっても同様です。なお排気量が50cc以下のバイクは「原動機付自転車(原付)」であるため、正確には排気量51~400ccのバイクが普通自動二輪車であると言えます。

大型二輪免許を持っていれば排気量の制限なし!

一方大型自動二輪免許を取得すれば、排気量が400ccを超えるバイクであっても運転できるようになります。排気量の上限はありませんので、どのようなバイクでも運転が可能です。(ただしAT限定免許の場合は排気量650cc以下のAT車のみ)

免許取得に必要な条件とは?

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ここまでは普通自動二輪車と大型自動二輪車の違いについて説明してきました。次はそれぞれの免許取得に必要な条件を見ていきましょう。主に免許を取得できる年齢が変わってきますので、自動車学校へ申し込みに行く前にしっかり押さえておくとスムーズです。

\次のページで「普通二輪と大型二輪の免許取得に必要な条件とは」を解説!/

普通二輪と大型二輪の免許取得に必要な条件とは

まず、普通二輪免許を取得できる条件を見ていきましょう。

【年齢条件】満16歳以上(卒業検定日に満16歳になる方は入校できます。)
【排気量】50ccを超え400cc以下の自動二輪車、小型特殊自動車、原動機付自転車の運転ができます。
【運転できる車両】上記の定められた排気量までの車両を運転することができます。マニュアル(MT)車とオートマチック(AT)車限定の2種類の免許があります。

出典:免許でエース

次に大型二輪免許を取得できる条件です。

【年齢条件】 満18歳以上
【排気量】400cc超の二輪車(排気量の制限なし)※AT限定大型二輪免許(排気量650cc以下)
【運転できる車両】MT車は制限がないため全ての二輪車両を運転することができます。AT車は上記排気量までの車両を運転することができます。いずれも小型特殊自動車、原動機付自転車の運転ができます。

出典:免許でエース

普通二輪免許は満16歳から取得できるのに対して、大型二輪免許は満18歳からとなっています。やはり排気量の大きいパワフルな大型バイクを取り扱うとなると、より高度な判断力や運転技術が求められるため、取得可能年齢が高くなっているのは納得ですね。

大型二輪の前に普通二輪の免許を取らないといけない?

「普通二輪免許を受けていないと、大型二輪免許の取得はできないんだろうな…」と思っている人もいるのではないでしょうか。実は普通二輪免許を取得していない人であっても、免許の取得条件を満たしていれば大型二輪免許の取得は可能です。

\次のページで「普通二輪免許を取らずに大型二輪免許を取るのは難しい?」を解説!/

普通二輪免許を取らずに大型二輪免許を取るのは難しい?

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普通二輪免許の講習を受けずに、いきなり大型二輪免許取得を目指すのはもちろん難しいです。普通二輪免許を取得済みで操作に慣れている人は比較的スムーズに乗れていることが多いのですが、バイクの操作自体が初めてという人がいきなりパワフルな大型バイクを運転しようとすると、上手に扱えなくて苦労することが多いようですね。

教習所によってはNG、重くて扱えない可能性も…

教習所によっては、普通二輪免許を取得していない場合は大型二輪免許の講習を受けることができないところも!大型バイクは車体が大きく重さのあるものが多いので、バイクに乗るうえで最も重要な「バイクの引き起こし」ができずに教習所を去ってしまう…という悲しい事態を避けたいのだと思われます。

不安な場合は教習所に体験できるか問い合わせよう

まずは自動車教習所のホームページをチェックして、大型二輪免許を取得するのに普通二輪免許が必要かどうかを確認しましょう。「普通二輪免許の取得不要と書いてあるが、自分が大型バイクを扱えるのか不安…」という場合はバイクの引き起こしを体験できる場合があるので、体験可能か問い合わせるのも良いと思います。

普通二輪免許と大型二輪免許の違いは運転できるバイクの排気量!

普通二輪免許と大型二輪免許の違いは、運転できるバイクの排気量であることが分かりました。また、免許を取得できるようになる年齢や、教習所に行く際に確認すべきことを確認してきました。いきなり大型二輪免許を取得することも決して不可能ではないので、自分の運転したいバイクの排気量を確認してから教習所に向かうと安心です。

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3分で簡単にわかる!普通二輪と大型二輪の違いとは?排気量や免許取得に必要な条件も社会人ペーパーライダーがわかりやすく解説

この記事では普通二輪と大型二輪の違いについてみていきます。バイクの免許を取りたいという場合には、大きく分けて普通二輪と大型二輪の二種類があるよな。この「普通」と「大型」というのがどうやって区別されているかを、現役文系SEかつペーパーライダーでもあるrantyuと一緒に解説していきます。

ライター/rantyu

プログラミングの知識ゼロで入社した根っからの文系PCよりもスマートフォンに馴染みのあるデジタルネイティブ世代。社会人になってから普通二輪免許を取得したが、現在はペーパーライダー。

普通二輪と大型二輪の違いを押さえよう

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「普通二輪と大型二輪って何が違うの?」というのは、バイクの免許を取ろうと思った人が一度は疑問に思うことではないでしょうか。普通と大型とは言うものの、車体のサイズや重さのことではありません。ここでは、普通二輪と大型二輪の違いについて解説していきます。

普通二輪免許で乗れるバイクは400ccまで

普通二輪免許と大型二輪免許の違いは、ずばりバイクの排気量です。普通二輪免許を取得すると、排気量が400cc以下のバイクを運転できるようになります。AT限定の普通二輪免許であっても同様です。なお排気量が50cc以下のバイクは「原動機付自転車(原付)」であるため、正確には排気量51~400ccのバイクが普通自動二輪車であると言えます。

大型二輪免許を持っていれば排気量の制限なし!

一方大型自動二輪免許を取得すれば、排気量が400ccを超えるバイクであっても運転できるようになります。排気量の上限はありませんので、どのようなバイクでも運転が可能です。(ただしAT限定免許の場合は排気量650cc以下のAT車のみ)

免許取得に必要な条件とは?

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ここまでは普通自動二輪車と大型自動二輪車の違いについて説明してきました。次はそれぞれの免許取得に必要な条件を見ていきましょう。主に免許を取得できる年齢が変わってきますので、自動車学校へ申し込みに行く前にしっかり押さえておくとスムーズです。

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