
3分で簡単にわかる!オーディオの「バランス」と「アンバランス」の音質の違いとは?特徴や注意点をガジェット好きシステムエンジニアがわかりやすく解説


解説/桜木建二
「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/よーいずみ
某大手IT企業に10年以上勤務している現役システムエンジニア。知識と経験に裏付けられた、わかりやすいIT関連の情報をお届け。趣味はバンド活動とガジェットいじり。
結論:バランス接続は玄人向け!音の解像度も高いがハードルも高い!

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広く一般的な接続方式であるアンバランス接続に対し、バランス接続は音の解像度が高いのと同時に、導入コストも高価だったりとハードルが高いものとなっています。ではそれぞれの具体的な特徴について解説していきましょう。
バランス:ノイズに強く、音の解像度が高い玄人向け
バランス接続はその接続方式としてヘッドホンの左右それぞれにケーブルを接続するものが多く、電気的に左右でしっかり音声信号を分離することができます。
これにより左右の電気的な干渉や音声信号の混流が減ることから、ノイズに強く、また、音の解像度が高くなりより立体的に聴こえるようになることが最大の特徴です。個人的にはジャズやクラシックなど、各パートの音の位置や広がりをしっかり楽しみたい場合などはバランス接続を利用すると効果を実感しやすいと思います。
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アンバランス:手軽に音楽を楽しめるライト層向け
アンバランス接続は多くの有線ヘッドホンで用いられている接続方式です。アンバランス接続の最大の特徴はその対応機器の豊富さ。安価なものから高価なもの、音域の特性もバリエーション豊富で、選ぶことに困らないでしょう。ヘッドホンやイヤホンは消耗品ととらえるユーザーも少なくないので、特にライトユーザーはアンバランス接続で十分だと思います。

意図的にバランス接続を探そうとしなければ、ほとんどの場合アンバランス接続のヘッドホンを選択するだろう。音楽を聴く、会議音声を聴くなど一般的な使い方であればアンバランス接続で十分ということだな。
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