3分で簡単にわかる「銀髪」と「白髪」の 違い!どうして日本人の髪は黒い?ほか髪の色や疑問を語学系主婦ライターがわかりやすく解説
ライター/小島 ヨウ
ドイツ語学科卒、英語劇や市民劇団に所属した語学系おばさんライター。漢字や言葉の使い方に興味あり。わかりやすくをモットーに深ぼり解説する。
「銀髪」と「白髪」の違い
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日本において多くの人は濃褐色から黒褐色の地毛ですね。私たちが金髪や栗色など淡い色の髪に憧れるのは当然かもしれません。「黒」と対極に位置するのは「白」ですが、「白髪」というと老化や苦労をイメージ。似て非なる「銀髪」は神秘的で美麗に感じます。この「銀髪」と「白髪」を詳しくみていきましょう。
「銀髪」:天然は希少、多数がカラーリング
「銀髪」は金属の銀に近い色素の薄い髪の色。先天性(生まれつき)はとても希少で「トゥヘッド」と呼ばれます。「tow」の意味は「麻くず」、白とグレー・淡い黄色が混ざったような複雑な色です。銀髪の色素はとても不安定で、幼少期は淡い髪色でも成長によって色が濃くなるケースがほとんど。大人になっても銀の髪を維持できる人はさらに少数派です。
「プラチナブロンド」と呼ばれる銀髪はカラーリングによるものとされています。
「白髪」:一般的に老化やストレスが原因
実は髪の毛はもともと白髪なのですよ!白い髪が色素メラニンによって色が着けられて、黒髪や金髪ほかいろいろな髪の色になるのです。それが、老化やストレスなどが原因で、毛球部にある色素細胞(メラノサイト)がメラニンを生成できなくなります。色のないままの状態で伸びたのが「白髪」です。
肌や髪に色素の少ない「アルビノ」は約2万人に一人の症状、生まれついて白系の髪になります。
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