簡単にわかるBSとCSの違い!見るにはどうしたらいい?地上波との違いについても工学院卒ライターがわかりやすく解説!
衛星放送を視聴するには
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衛星放送を視聴するには、それぞれの放送に対応したパラボラアンテナを、晴れた日の午後2時から3時の間、太陽が見通せる場所に設置します。アンテナを向ける南南西の方角に障害物がある場合は別途工事が必要です。そのほか、BS・CSそれぞれの視聴方法について説明します。
BS/110°CSの視聴方法
BS放送と110°CS放送「スカパー!」は衛星が同じ東経110°にあるため、BS/110°CSアンテナ1つでどちらの電波も受信できます。最近のテレビやレコーダーにはBS/110°CSチューナーが内蔵されているものも多く、この場合はアンテナを設置するだけで視聴が可能ですが、契約はBS・CSそれぞれに行わなくてはなりません。
また、B-CASカードはBS・CS・地上共用の赤色のものが必要です。4K8K対応のテレビやレコーダーにはB-CASカードがなく、代わりにACASチップが内蔵されています。
124/128°CS放送の視聴方法
124/128°CS放送「スカパー!プレミアムサービス」は専用アンテナと専用チューナーが必要です。現在は124/128°CSのみならずBS/110°CS、4K8K衛星放送にも対応しているマルチアンテナもあり、すべての衛星放送を1つのアンテナで受信することができます。
BSは放送衛星、CSは通信衛星
CSは通信衛星、BSは放送衛星を使った放送であることを説明しました。
配信が主流になった現在でも、さまざまな年齢層や趣味嗜好に合ったチャンネルや、地上波ではまず見ないような専門的なチャンネルを多く提供してくれる衛星放送は、変わらず私たちを楽しませてくれます。興味のある人は、それぞれどのようなチャンネルがあるか一度確認してみると、思わぬ出会いがあるかもしれませんね。