
3分で簡単にわかる!「体脂肪」と「内臓脂肪」の違いとは?皮下脂肪との違いや脂肪の減らし方もジム通いライターがわかりやすく解説


解説/桜木建二
「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。
ライター/kuroaka
博物館・美術館好きで学芸員の資格を持つWebライター。好奇心旺盛で、雑学好き。最近健康のためにスポーツジムに通い始めた。腹筋を鍛える筋トレをすると、毎回やるんじゃなかったと思うほどツライ。
「体脂肪」と「内臓脂肪」の違いは?

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ダイエットや自分の健康状態を意識する時、体重の次に気になるのが「脂肪」ですよね。健康を気にして、普段から脂質の少ない食品を選ぶ人もいるのではないでしょうか?では、人の体につく「脂肪」にはどのような種類があるのでしょうか?さっそくみていきましょう。
体脂肪:体につく脂肪の総称
「体脂肪」とは、体につく脂肪の総称です。そもそも「脂肪」とは、摂取するエネルギーが消費エネルギーより多くなった時に作られるもの。私たちは日常の活動に欠かせないエネルギーを食べ物から摂取します。この時、使われなかったエネルギーの一部は筋肉などに一時保管されますが、保管しきれなかった分は「体脂肪」となり体内に蓄積されるのです。
体脂肪は体温を保ち、外部の衝撃から内臓を守る役目があるので、ある程度はなければいけません。体脂肪には「内臓脂肪」と「皮下脂肪」の2種類があります。
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内蔵脂肪:お腹周りにつく脂肪
「内臓脂肪」はお腹の内臓周辺に蓄えられる脂肪のことです。適量な内臓脂肪は、臓器を正しい位置に保ち、外界からの衝撃を和らげ臓器を保護する役割を果たします。また、体のエネルギーが不足した時に素早くエネルギーに変換される脂肪です。
内臓脂肪が多くつきすぎると、お腹がぽっこり張り出します。これを「りんご型肥満」と呼び、男性に多い肥満タイプの代表です。たぬきの様な太鼓腹と言えば想像しやすいかもしれませんね。お腹が出ておらず一見太って見えなくても、内臓脂肪は蓄積されている場合があります。
皮下脂肪:お尻・太もも・二の腕につく脂肪
「皮下脂肪」はお尻や太ももといった下半身や、二の腕まわりなどのあまり動かさない所に集中してつく脂肪です。皮下脂肪は外界の衝撃から内臓や骨を守り、寒い所でも体温を維持する役割があります。皮膚と筋肉の間につくので、たぷたぷして外見からもわかりやすいのが特徴です。
皮下脂肪が多い肥満体型は、下半身につきやすく見た目が太くなるので「洋ナシ型肥満」とも言います。女性に多い肥満タイプです。

体脂肪が多くなると様々な健康被害が起こる可能性がある。内臓脂肪が多いと高血糖・高血圧などの生活習慣病発生リスクが高まると言われている。皮下脂肪が多いと関節痛や月経異常・睡眠時無呼吸症候群を発祥しやすいと言われているぞ。
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