この記事ではHDMI・DVI・DisplayPortの違いについてみていきます。どれもテレビやモニターと機器の接続に使う映像端子の一種ですが、それぞれ対応している解像度や端子の形状などに違いがある。今回はそんなHDMI・DVI・DisplayPortの違いを、選ぶ際の注意点とあわせて、読書家WEBライターのハヤカワと一緒に解説していきます。

ライター/ハヤカワ

学術書を中心に毎年100冊以上の本を読む、無類の本好き。人にさまざまな影響を与える言語、それ自体に強い興味をもち、言葉の細やかな表現にも並々ならないこだわりをもっている。

HDMI・DVI・DisplayPortの違いとは?

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HDMI・DVI・DisplayPortはどれも映像端子の一種で、液晶テレビやモニターとパソコン・ゲーム機の接続などに用いられます。それぞれは端子の形状・対応解像度・対応リフレッシュレートなど性能に明確な違いがあるため、しっかりと違いを理解した上で使い分けることが大切です。

またそれぞれのケーブルは価格帯にも違いがあります。液晶テレビ・モニター側がHDMI・DVI・DisplayPortに対応していないケースもあるため、ケーブルを選ぶ時は、まずは自身の液晶テレビ・モニター側が対応している端子をチェックしておくのがおすすめです。

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HDMI・DVI・DisplayPortの特徴の違い

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それではHDMI・DVI・DisplayPort、それぞれの詳しい特徴・性能の違いについて確認しておきましょう。

その1.対応解像度

HDMIの対応解像度は、1920×1080(HDMI 1.0)~5120×2880(HDMI 2.1)です。DVIはシングルリンクケーブルでは1920×1200まで、デュアルリンクケーブルでは2560×1600の解像度に対応しています。

またDisplayPortの対応解像度は、1920x1080~7680x4320です。対応解像度の面では、DisplayPortが現在最も優れています。しかしDisplayPortは未だ一部のモニター・機器にしか採用されておらず、普及率は高くない点に注意しましょう。

その2.端子の形状

HDMIの端子の形状にはいくつか種類があり、最も一般的な端子は横長・台形の見た目が特徴のHDMIタイプAコネクタとなっています。他に「ミニHDMIコネクタ」・「マイクロHDMIコネクタ」といった種類が存在するため、購入時には注意しましょう。

DVIは24本、または29本のピンが配置された長方形の端子が特徴です。アナログ信号のみ対応の「DVI-D」は24本、デジタル信号にも対応した「DVI-I」は29ピンとなっています。DisplayPort端子は角の一つとれた長方形の形状が特徴です。端子を見分ける際は、こうした特徴をチェックしましょう。

その3.価格

HDMI・DVI・DisplayPortの価格を比較すると、DVIが最も安くDisplayPortが最も高価な傾向があります。特に性能に優れたDisplayPortは高価であることが多く、こちらの点に注意しましょう。

HDMI・DVI・DisplayPortを選ぶ時の注意点

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DisplayPortはデュアルディスプレイ環境で使用する場合、DisplayPortケーブルを使用しているモニターの電源をオン・オフすると、ウィンドウ・アイコンの配置やサイズが勝手に切り替わるという不具合が報告されています。これは対策済みのモニターを使用していない場合、発生する危険があるため注意しましょう。

またHDMI・DVI・DisplayPortの変換を行いたい場合、DisplayPortからDVI・HDMIへの変換ケーブルは存在するものの、DVIやHDMIからDisplayPortへの変換ケーブルはあまりない点に注意が必要です。HDMI・DVI・DisplayPortを選ぶ際は、こうした注意点についても確認しておきましょう。

\次のページで「HDMI・DVI・DisplayPortは環境にあったものを選ぼう!」を解説!/

HDMI・DVI・DisplayPortは環境にあったものを選ぼう!

この記事ではHDMI・DVI・DisplayPortの違いを説明しました。HDMI・DVI・DisplayPortはそれぞれ対応解像度・端子の形状・価格などに違いがあり、自身の環境にあったものを選ぶことが大切です。またそれぞれは端子の形状が明確に違うため、互換性はなく、HDMI端子にDVIやDisplayPortケーブルを接続するといったことは出来ないため注意しましょう。

またHDMI・DVI・DisplayPortの変換がしたい場合、DisplayPortからHDMI・DVIへの変換ケーブルは存在する一方、HDMI・DVIからDisplayPortへの変換ケーブルはあまりない点に注意しましょう。今回の記事が皆さんの参考になっていれば幸いです。

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3分で簡単にわかる!HDMI・DVI・DisplayPortの違いとは?どれを選ぶのがいいか注意点もあわせて読書家ライターがわかりやすく解説!

この記事ではHDMI・DVI・DisplayPortの違いについてみていきます。どれもテレビやモニターと機器の接続に使う映像端子の一種ですが、それぞれ対応している解像度や端子の形状などに違いがある。今回はそんなHDMI・DVI・DisplayPortの違いを、選ぶ際の注意点とあわせて、読書家WEBライターのハヤカワと一緒に解説していきます。

ライター/ハヤカワ

学術書を中心に毎年100冊以上の本を読む、無類の本好き。人にさまざまな影響を与える言語、それ自体に強い興味をもち、言葉の細やかな表現にも並々ならないこだわりをもっている。

HDMI・DVI・DisplayPortの違いとは?

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HDMI・DVI・DisplayPortはどれも映像端子の一種で、液晶テレビやモニターとパソコン・ゲーム機の接続などに用いられます。それぞれは端子の形状・対応解像度・対応リフレッシュレートなど性能に明確な違いがあるため、しっかりと違いを理解した上で使い分けることが大切です。

またそれぞれのケーブルは価格帯にも違いがあります。液晶テレビ・モニター側がHDMI・DVI・DisplayPortに対応していないケースもあるため、ケーブルを選ぶ時は、まずは自身の液晶テレビ・モニター側が対応している端子をチェックしておくのがおすすめです。

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