言葉雑学

簡単でわかりやすい!認証と承認の違いとは?一般的な使い方からセキュリティまでプログラマーがわかりやすく解説

よぉ、桜木建二だ。認証と承認という言葉を聞いたことがあるか。似たような言葉が同じようなところで使われているので違いが分かりにくいよな。だが、意味を考えれば違いは明白だ。一般的な違いや使い分けはもちろん、特にこれらの言葉がよく出てくるセキュリティ分野での考え方についてもプログラマでもあるライターのwoinaryと一緒に解説していくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/woinary

某社で社内向け業務システムの開発、運用を30年近くやっていたシステム屋さん。セキュリティに関する資格も所持。現在はフリーランス。ガジェットやゲーム、ラノベが大好きなおっさん。

認証と承認は表と裏?セットで考えよう

image by iStockphoto

認証と承認とはセットで出てくることもあります。読みは「にんしょう」と「しょうにん」でひっくり返したよう。実はこの2つは表と裏セットで使われることもあります。

ざっくり言うと認証とはその人や物が確かにその人や物であることを証明することです。逆に承認は何かの事実や行為が正しいと合意すること。微妙な差について、説明していきます。

認証:その人や物が正しいことの証明

認証の中でも特に分かりやすいのが本人確認です。スマホやパソコンを他人に不正に使われないように、ロックをしますよね。これを例えばパスワードやパスコード、暗証番号、指紋や顔などで解除します。これはスマホやパソコンを使おうとしているのが確かに利用者本人であることの証明です。これが認証の代表例になります。

承認:行為や事実が正しいことの合意

承認をわかりやすく言えば許可をもらうことです。例えば、未成年は親の同意がなければできないことがいろいろありますよね。会社ならば上司の許可が出ないとできないことも。学校でも教師や校長の許可を取る必要があることがあります。このように何かをするにあたってそれをやってもよいという合意をもらうことが承認です。堅い言葉だと認可や許諾とも言います。

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認証と承認の違いについて代表例を挙げたが、なんとなく違いがわかってきたか。一言で言えば認証は証明、承認は合意だ。他にも細かい違いがあるので、次はもう少し詳しく説明していくぞ。

\次のページで「一般的な認証と承認の違い」を解説!/

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