
役職:役名と同じ意味
「役職」とは「役名」とほぼ同じ意味の言葉と理解して問題ありません。名刺などに使われる情報としては、むしろ「役職」のほうが多いと言えるでしょう。給与明細などに「役職手当」と記載があれば、組織内での重要なポジションを任せた対価としての給与上乗せと言えます。
職位:職名と同じ意味
「職位」とは「職名」とほぼ同じ意味の言葉と理解して問題ありません。賃金の査定などでも、「職位」によって賃金等級が変わることもあります。特に保険やローンの審査では「職位」として質問されることが多いです。
肩書き:自分が何をしている人物かアピールする
「肩書き」とは「名刺などの右肩に書かれる言葉」が省略化されたもの。その人がどういう人物なのかを直感的に理解してもらうためのキャッチコピーのようなものです。組織内のポジションや等級というよりは、その人が具体的にどんな仕事をしているのかを明確化するための情報と言えるでしょう。
名刺や自社ホームページなどで「役名」や「職名」に添えて記載されることが多く、一例としては「ハイパーメディアクリエーター」や「ソーシャルメディアインフルエンサー」などが挙げられます。
役名はポジション、職名は階級
ここまで「役名」と「職名」の違い、「役名」と「職名」の使い分け方、そして関連する言葉について解説してきました。この記事を読んだ後にご自身の所属している組織を見てみると、組織の構造が見えてきて面白いかもしれません。
組織とは人と人が相互に助け合うことで成立する団体です。その中で自分に割り当てられた仕事や責任というものを表す言葉、それが「役名」や「職名」。自分の名刺に刻まれた「役名」や「職名」に誇りを持って仕事をする人こそ、理想的な組織人と言えるでしょう。