簡単でわかりやすい!悲劇と喜劇の違いとは?その使い方や名言も雑学大好き図書館司書が詳しく解説
ライター/ひろみ
図書館司書として勤務18年目の主婦ライター。利用者から寄せられるさまざまな疑問に答えるため、日々尽力している。
悲劇と喜劇の意味の違いと使い方
あなたは悲劇が好きですか?それとも喜劇が好きですか?悲劇と喜劇は、どちらも演劇形式を表す言葉で、その漢字からもわかるとおり対義語です。今回は、その意味や使われ方を詳しく見ていきます。
悲劇:悲惨な結末でおわる
まずは、悲劇の意味を確認します。
ひ‐げき【悲劇】
1 主人公が運命や社会の圧力、人間関係などによって困難な状況や立場に追い込まれ、不幸な結末に至る劇。トラジェディー。⇔喜劇。
2 人生や社会の痛ましい出来事。「貧困がもたらした―」⇔喜劇。
(出典:goo国語辞書)
悲劇とは、ハッピーエンドではなく、痛ましく悲惨な結末に終わる劇や出来事のことです。悲劇と聞いてすぐに思い浮かぶ言葉に「悲劇のヒロイン」がありますね。作中で不幸や困難な出来事にほんろうされる主役級の女性を表す言葉ですが、「悲劇のヒロインぶる」と皮肉をこめて使われることもあります。
また、「ドーハの悲劇」もよく耳にするのではないでしょうか。カタールのドーハで行われた1994年FIFAワールドカップアジア地区最終予選でイラクと対戦、ロスタイムで失点し、同点に終わったことにより日本が予選敗退したことを指した表現です。
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