この記事では白胡椒と黒胡椒の違いについてみていきます。どちらも肉や野菜料理のスパイスとして欠かせないものですね。違いはずばり収穫時期や果皮を取り除くかどうかにあるようです。また胡椒はスパイスとしてだけではなく、薬用成分としても使われているんです。スパイスとしての特徴や使い分けを効能もふくめて、グルメ好き主婦ライターtotoと一緒に解説していきます。

ライター/toto

中高生男子二人を育てる主婦。食べ盛りの子供の胃袋を満足させるべく、食材、調味料に変化をつけながら、日々の献立作りをしている。今までの料理経験を活かして、違いをわかりやすく解説していく。

白胡椒と黒胡椒の違いとは?

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白胡椒と黒胡椒はどちらもインドを原産地とするコショウ科コショウ属のつる性の植物から取れる果実からつくられます。白胡椒と黒胡椒の大きな違いは、その果実の収穫時期や果皮(実の皮)を取りのぞくか取りのぞかないかにあるのです。

胡椒はインドやベトナムをはじめとする熱帯地域で栽培されており、「スパイスの王様」とも呼ばれることも!日本での栽培はあまり聞きませんよね。高温多湿な環境が必要な胡椒の栽培は、露地栽培では日本にはあまり適さないようです。

中世のヨーロッパでは食物の長期保存は重要な問題でした。今のように冷蔵庫などない時代ですからね。当時は臭い消しや食物の長期保存に利用できる香辛料としてや、薬の材料としても利用できることから、胡椒は金や銀と交換できるほど大変貴重なものだったんです。

白胡椒の特徴と使い方

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胡椒は房状に実をつけます。その実は熟す度合いによって、緑色から黄色、そして赤色へと変化していくのです。白胡椒と黒胡椒では、その実を収穫する時期が違うんですよ。

白胡椒の特徴

白胡椒は房状になった実から完熟した赤い実を収穫して使います。房の実をそのまま放置していれば、全てが赤く完熟するわけではなく、赤い実は一房から少量しか取れない希少なものなんですよ。

その赤い実を熱湯で殺菌し、水に浸して発酵させ、果皮を取りのぞきます。その果皮を取りのぞいたタネを日数をかけて混ぜながら、天日や火力で乾燥させて白胡椒の出来上がり!白胡椒はマイルドなスパイスで、ツンとした感じが少ないのが特徴です。

白胡椒の使い方

白胡椒は上品でやさしい風味のスパイスです。濃くない料理の味を引き立てるのに役立ちます。クリームシチューや白身魚、とり料理など淡白な料理に使うと、彩りも味も整えることができますよね。とり肉や豚肉に軽く下味をつけたい時にも使えます。小さいお子さんには、刺激の強い黒胡椒よりマイルドな白胡椒を使うのがおすすめです。

\次のページで「黒胡椒の特徴と使い方」を解説!/

黒胡椒の特徴と使い方

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黒胡椒は白胡椒と同じ植物の房状になった実を収穫して使います。白胡椒では取りのぞいてしまった果皮を、黒胡椒ではそのまま利用するところに大きな違いがあるんですよ。

黒胡椒の特徴

黒胡椒は、房状になった実がまだ若く緑色であるうちに収穫します。その緑色の実を熱湯で殺菌し、混ぜながら数日をかけて、天日や火力で完全に乾燥させていくのです。乾燥した実は、黒色になっています。このようにして黒い色の胡椒ができるんですね!

黒胡椒は果皮を取りのぞいていません。その果皮に香りや辛味が強くあるのですよ。そのため、黒胡椒は白胡椒よりもピリッとパンチのある風味が特徴です。黒胡椒にはホールド、粗挽き、細挽きなど挽き方によってバリエーションがありますので、料理によって使い分けたいですね。

黒胡椒の使い方

黒胡椒は、フレッシュな香りやパンチのある辛味がアクセントとなるスパイスです。肉の臭み消しや、酸化を防止するのにも利用できます。牛ステーキや青魚などの臭みを消すための下ごしらえ使ったり、味が濃いカルボナーラやラーメンのアクセントに使って味をしめることもできます。胡椒の香りが食欲をそそりますよね!

\次のページで「胡椒の効用」を解説!/

胡椒の効用

胡椒の辛味のもとになっているのはピペリンという成分です。この成分は薬として医学に使われたり、また殺虫剤にも使われています。このピペリンの効用をみていきましょう。

胡椒には薬用効果がある

胡椒をとると辛味で身体が温まりますよね。胡椒の辛味成分であるピペリンには血行を良くし、代謝を促す効用があるからなんです。ガンの予防やものが腐るのを防ぐ効果もあると言われています。ピペリンは殺虫剤の用途にも使われ、またその匂いは虫が嫌う匂いであるため、衣類の虫食いを防ぐ防虫剤としても使われているんです!

胡椒はダイエット、エイジングに効果がある

胡椒をふりかけるとその香りで食欲が増しませんか?胡椒には食欲を増進させたり、消化を助けたりする効果もあります。食べたものがしっかり消化され、代謝を促してくれるので、ダイエット効果が期待できますし、また血行や代謝を促してくれるためエイジング効果も期待されているんです。

その香りで気持ちが落ち着くリラックス効果もあるため、一度にたくさんとることはできませんが、日々の食事に取り入れたいですね。

胡椒は食事のスパイスとして料理にアクセントをつけたり、臭み消しなどの効果があるだけでなく、血行を良くしたり、代謝を促すという効能があることがわかりました。また香辛料としてだけでなく、殺虫剤や防虫剤にも使われるものなんですね!

胡椒をうまく使って料理や健康、美容に役立てよう!

白胡椒と黒胡椒の違いについてみてきました。淡白な料理にはマイルドな白胡椒が、味の濃い料理には黒胡椒が合います。黒胡椒は白胡椒の代わりに使えますが、白胡椒には臭い消しの効果が薄いため黒胡椒の代わりにはあまりなりませんので注意が必要です。

また胡椒の成分には、血行や代謝を促す効果が期待できます。健康や美容のためにも胡椒を食事にうまく取り入れていきたいですね!

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雑学

3分で簡単にわかる白胡椒と黒胡椒の違い!使い分けや効能もグルメ好き主婦ライターがわかりやすく解説

この記事では白胡椒と黒胡椒の違いについてみていきます。どちらも肉や野菜料理のスパイスとして欠かせないものですね。違いはずばり収穫時期や果皮を取り除くかどうかにあるようです。また胡椒はスパイスとしてだけではなく、薬用成分としても使われているんです。スパイスとしての特徴や使い分けを効能もふくめて、グルメ好き主婦ライターtotoと一緒に解説していきます。

ライター/toto

中高生男子二人を育てる主婦。食べ盛りの子供の胃袋を満足させるべく、食材、調味料に変化をつけながら、日々の献立作りをしている。今までの料理経験を活かして、違いをわかりやすく解説していく。

白胡椒と黒胡椒の違いとは?

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白胡椒と黒胡椒はどちらもインドを原産地とするコショウ科コショウ属のつる性の植物から取れる果実からつくられます。白胡椒と黒胡椒の大きな違いは、その果実の収穫時期や果皮(実の皮)を取りのぞくか取りのぞかないかにあるのです。

胡椒はインドやベトナムをはじめとする熱帯地域で栽培されており、「スパイスの王様」とも呼ばれることも!日本での栽培はあまり聞きませんよね。高温多湿な環境が必要な胡椒の栽培は、露地栽培では日本にはあまり適さないようです。

中世のヨーロッパでは食物の長期保存は重要な問題でした。今のように冷蔵庫などない時代ですからね。当時は臭い消しや食物の長期保存に利用できる香辛料としてや、薬の材料としても利用できることから、胡椒は金や銀と交換できるほど大変貴重なものだったんです。

白胡椒の特徴と使い方

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胡椒は房状に実をつけます。その実は熟す度合いによって、緑色から黄色、そして赤色へと変化していくのです。白胡椒と黒胡椒では、その実を収穫する時期が違うんですよ。

白胡椒の特徴

白胡椒は房状になった実から完熟した赤い実を収穫して使います。房の実をそのまま放置していれば、全てが赤く完熟するわけではなく、赤い実は一房から少量しか取れない希少なものなんですよ。

その赤い実を熱湯で殺菌し、水に浸して発酵させ、果皮を取りのぞきます。その果皮を取りのぞいたタネを日数をかけて混ぜながら、天日や火力で乾燥させて白胡椒の出来上がり!白胡椒はマイルドなスパイスで、ツンとした感じが少ないのが特徴です。

白胡椒の使い方

白胡椒は上品でやさしい風味のスパイスです。濃くない料理の味を引き立てるのに役立ちます。クリームシチューや白身魚、とり料理など淡白な料理に使うと、彩りも味も整えることができますよね。とり肉や豚肉に軽く下味をつけたい時にも使えます。小さいお子さんには、刺激の強い黒胡椒よりマイルドな白胡椒を使うのがおすすめです。

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