雑学

3分で簡単にわかる白胡椒と黒胡椒の違い!使い分けや効能もグルメ好き主婦ライターがわかりやすく解説

よぉ、桜木健二だ。この記事では白胡椒と黒胡椒の違いについてみていくぞ。どちらも肉や野菜料理のスパイスとして欠かせないものだよな。違いはずばり収穫時期や果皮を取り除くかどうかにあるようだ。また胡椒はスパイスとしてだけではなく、薬用成分としても使われているんだ。スパイスとしての特徴や使い分けを効能もふくめて、グルメ好き主婦ライターtotoと一緒に解説していくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/toto

中高生男子二人を育てる主婦。食べ盛りの子供の胃袋を満足させるべく、食材、調味料に変化をつけながら、日々の献立作りをしている。今までの料理経験を活かして、違いをわかりやすく解説していく。

白胡椒と黒胡椒の違いとは?

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白胡椒と黒胡椒はどちらもインドを原産地とするコショウ科コショウ属のつる性の植物から取れる果実からつくられます。白胡椒と黒胡椒の大きな違いは、その果実の収穫時期や果皮(実の皮)を取りのぞくか取りのぞかないかにあるのです。

胡椒はインドやベトナムをはじめとする熱帯地域で栽培されており、「スパイスの王様」とも呼ばれることも!日本での栽培はあまり聞きませんよね。高温多湿な環境が必要な胡椒の栽培は、露地栽培では日本にはあまり適さないようです。

中世のヨーロッパでは食物の長期保存は重要な問題でした。今のように冷蔵庫などない時代ですからね。当時は臭い消しや食物の長期保存に利用できる香辛料としてや、薬の材料としても利用できることから、胡椒は金や銀と交換できるほど大変貴重なものだったんです。

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白胡椒と黒胡椒はどちらも同じ植物からとれるものだが、原料の実の収穫時期と利用する部分が違うとわかったな。今ではスーパーで手軽に手に入る胡椒も、中世ヨーロッパでは大変貴重なものだったということもわかった。航海が大規模に行われていた時代には食物の長期保存は死活問題だからな。次には、白胡椒と黒胡椒の特徴と料理での使い分け方をみていこう!

白胡椒の特徴と使い方

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胡椒は房状に実をつけます。その実は熟す度合いによって、緑色から黄色、そして赤色へと変化していくのです。白胡椒と黒胡椒では、その実を収穫する時期が違うんですよ。

白胡椒の特徴

白胡椒は房状になった実から完熟した赤い実を収穫して使います。房の実をそのまま放置していれば、全てが赤く完熟するわけではなく、赤い実は一房から少量しか取れない希少なものなんですよ。

その赤い実を熱湯で殺菌し、水に浸して発酵させ、果皮を取りのぞきます。その果皮を取りのぞいたタネを日数をかけて混ぜながら、天日や火力で乾燥させて白胡椒の出来上がり!白胡椒はマイルドなスパイスで、ツンとした感じが少ないのが特徴です。

白胡椒の使い方

白胡椒は上品でやさしい風味のスパイスです。濃くない料理の味を引き立てるのに役立ちます。クリームシチューや白身魚、とり料理など淡白な料理に使うと、彩りも味も整えることができますよね。とり肉や豚肉に軽く下味をつけたい時にも使えます。小さいお子さんには、刺激の強い黒胡椒よりマイルドな白胡椒を使うのがおすすめです。

\次のページで「黒胡椒の特徴と使い方」を解説!/

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