
簡単でわかりやすい!「ペルシャ」と「チンチラ」の違いとは?「ヒマラヤン」との関係や飼育のポイントも雑学マニアが詳しく解説


解説/桜木建二
「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/田坂バーシル
子供の頃から本の虫で、些細な事柄も調べずにはいられない性質。小説、漫画はもちろん、歴史、芸術、宗教、宇宙、アンダーグラウンドまで興味は尽きないようだ。今日も文字の大海原に驚きとときめきを求める雑学マニア。
「ペルシャ」と「チンチラ」はどう違うの?
猫を飼おうと決めたら、見た目や価格だけでなくお住まいの環境や生活スタイルに合った種類を選ぶことが大切ですよね。この記事では「猫の王様」と呼ばれる「ペルシャ」とその毛色の1つである「チンチラ」の違い、そして「ヒマラヤン」についても詳しく解説していきます。
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「ペルシャ」:古い歴史と優美な毛並みを持つ中型の猫

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ピークフェイスと呼ばれる愛嬌のある潰れた鼻と大きな目、ゴージャスな被毛に穏やかな性格が特徴の中型猫。骨太で全体的に丸みのある体型のコビータイプの猫で、体重はオスで3.0kg〜5.5kg、メスで3.0kg〜5.0kg程度に成長するようです。
ペルシャの長い被毛には30種類以上の毛色と模様があるとされていて、代表的なものには「ブラック・ホワイト・クリーム・レッド・ブルー」などの色があり、さらに各色の「タビー(縞模様)・バイカラー(二毛)・キャリコ(三毛)」も存在します。
また毛の根元から毛先までが全部同じ単色である毛色「ソリッド」に対して、1本の毛を見た時に根元が白く毛先に向かって濃い色の影(シェード)が入っているものも代表的な毛柄です。毛の先端にだけ色が入っている「ティップド」、毛の中間まで色が入っている「シェーデッド」、根元近くまで色が入っている「スモーク」の3種類に分けられています。

毛の長いペルシャは優雅な印象で、特徴的な鼻ぺちゃが可愛らしいな。大人しい猫だというのは聞いたことがあったが、同じペルシャで毛の色と模様が30種類以上もあるというのは知らなかったぞ。
「チンチラ」:ペルシャを交配させることで生まれた毛色の1つ

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ペルシャには30種類以上の毛色や模様があることは先に述べた通りですが、シェーデッドの中で毛先の5分の1以下にブラックやブルーの色が入っているもののことを「チンチラ」と呼びます。毛色には「シルバー・ゴールデン・シェーデッドシルバー・シェーデッドゴールデン」があり、ペルシャよりも毛質が軽く全体的に明るい毛色となっています。
またドールフェイスと呼ばれる愛らしい顔立ちと、アイラインのような縁取りのあるグリーンまたはブルー系の目も特徴で、ペルシャがずんぐりしているのに対しチンチラの方がやや筋肉質な体型です。
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