今回は本わさびと生わさびの違いを解説していきます。寿司や肉など様々な料理に合うわさび。家ではチューブ型のわさびを使用する人も多いでしょう。そんなチューブ型のわさびですが、種類が多すぎて購入する時に困った人も多いのではないでしょうか。本わさびや生わさび、はたまた本わさび入りや本わさび使用など、たくさんの表記がある。表記は違うが、原材料や味に違いはあるのでしょうか。今回はこれらの違いを料理好きライターの篠崎まおと一緒に解説していきます。

ライター/篠崎まお

料理好きの文学部卒ライター。大のわさび好きで、お寿司には大量のわさびを使用してしまう。今回はそんな経験をもとに、分かりやすく解説していく。

本わさびと生わさびの違いとは?

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スーパーなどでよく見かけるチューブ型のわさび。お寿司やお肉に合わせると、ツーンとした辛みがアクセントになって美味しいですよね。わさびだけでもたくさん種類がありますが、ここからは「本わさび」と「生わさび」の違いを解説していきます。この2つのわさび、違いはズバリ原材料の違いです。それぞれを詳しくみていきましょう。

本わさび:日本原産のわさび

本わさびは日本原産のわさびを使用しているものを指します。日本原産のわさびであることを強調するために、各社が工夫した結果「本わさび」という表記になりました。ヨーロッパ原産の西洋わさびと区別するための表記でもあります。

生わさび:本わさびと西洋わさびが混ぜられたもの

生わさびは、すりおろしたわさびが使用されており、本わさびと西洋わさびが混ぜられたものを指します。メーカーによって本わさびと西洋わさびの割合は違うので、購入する際はパッケージをよく見てみてくださいね。

\次のページで「粉わさびとの違いは?」を解説!/

粉わさびとの違いは?

チューブ型のわさびが主流ですが、「粉わさび」という種類もあるのはご存知でしょうか。現在はあまり馴染みのない粉わさびですが、昔から調味料として使われてきたわさびです。

もともとは本わさびの根を乾燥させてパウダー状にしたものでしたが、原価が高いことや風味が飛んでしまうなどの問題点がありました。ですので現在の粉わさびは、西洋わさびを粉末にしたものが主な原材料となっています。

味と特徴は?

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ここまで本わさびと生わさびの原材料の違いについてみてきましたが、味や特徴に違いはあるのでしょうか。原材料が違えば辛さにも違いがあります。ここからはそれぞれの味と特徴についてみていきましょう。

本わさび:辛さの中に甘みもある

本わさびは辛さの中に甘みも感じられます。また香り成分が豊富に含まれているため、風味が良いのも特徴です。安価な西洋わさびが含まれていないため、スーパーなどでは生わさびよりも高価で売られています。

生わさび:ツーンとした辛さがある

生わさびは西洋わさびが含まれているため、ツーンとした辛さが特徴です。西洋わさびは、本わさびの約1.5倍もの辛さがあるといわれています。辛味が得意な人は、生わさびを選んでみるのもいいかもしれませんね。

「本わさび入り」と「本わさび使用」の意味とは?

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販売されているチューブ型わさびのパッケージを見てみると、「本わさび入り」や「本わさび使用」と書いてあるのを見たことがあるのではないでしょうか。これは本わさびの使用割合によって分かれていて、次のように表記されています。

\次のページで「チューブ型わさびの保存方法とは?」を解説!/

「本わさび入り」
→本わさびの使用割合が50%未満のもの

「本わさび使用」
→本わさびの使用割合が50%以上のもの

スーパーなどで売っているわさびは、本わさびの使用割合が高いほど高価になっています。購入する際は、ぜひパッケージの表記を見比べてみてください。

チューブ型わさびの保存方法とは?

「開封後は早めにお召し上がりください。」と記載されていますが、一体どれくらいの期間使うことが出来るのでしょうか。

パッケージにも書いてありますが、開封後はしっかりとフタを閉め、冷蔵庫で保管しましょう。保存期間は約3ヶ月が目安となっています。また風味や色味の変化を防ぐためには、チューブ内の空気を抜いて保存することが重要です。わさびのおいしさが台無しにならないように、保存方法には気を付けたいですね。

違いを知って料理で使い分けよう!

ここまで本わさびと生わさびの違いをみてきましたが、本わさびは日本原産のわさび、生わさびは本わさびと西洋わさびが混ぜられたものということが分かりました。それぞれ味や香りに特徴があるので、風味を楽しみたい料理には本わさび、辛さが必要な料理には生わさびなど、使い分けるとさらに料理が美味しくなりますね。メーカーや商品によっても味や風味は異なってくるので、自分好みのわさびを探してみてはいかがでしょうか。

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雑学

3分で簡単にわかる本わさびと生わさびの違い!本わさび使用の意味も料理好きライターが詳しく解説

粉わさびとの違いは?

チューブ型のわさびが主流ですが、「粉わさび」という種類もあるのはご存知でしょうか。現在はあまり馴染みのない粉わさびですが、昔から調味料として使われてきたわさびです。

もともとは本わさびの根を乾燥させてパウダー状にしたものでしたが、原価が高いことや風味が飛んでしまうなどの問題点がありました。ですので現在の粉わさびは、西洋わさびを粉末にしたものが主な原材料となっています。

味と特徴は?

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ここまで本わさびと生わさびの原材料の違いについてみてきましたが、味や特徴に違いはあるのでしょうか。原材料が違えば辛さにも違いがあります。ここからはそれぞれの味と特徴についてみていきましょう。

本わさび:辛さの中に甘みもある

本わさびは辛さの中に甘みも感じられます。また香り成分が豊富に含まれているため、風味が良いのも特徴です。安価な西洋わさびが含まれていないため、スーパーなどでは生わさびよりも高価で売られています。

生わさび:ツーンとした辛さがある

生わさびは西洋わさびが含まれているため、ツーンとした辛さが特徴です。西洋わさびは、本わさびの約1.5倍もの辛さがあるといわれています。辛味が得意な人は、生わさびを選んでみるのもいいかもしれませんね。

「本わさび入り」と「本わさび使用」の意味とは?

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販売されているチューブ型わさびのパッケージを見てみると、「本わさび入り」や「本わさび使用」と書いてあるのを見たことがあるのではないでしょうか。これは本わさびの使用割合によって分かれていて、次のように表記されています。

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