
ライター/yuko
ヨガ歴7年、筋トレにはまりデッドリフトでダンベル100kgを持ち上げた過去をもつ。身体にいい食事、体づくりに最適な食材にアンテナをはって生きている現役OLライター。
ケトジェニックと糖質制限の違いは摂取する脂肪と糖質の量

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ケトジェニックと糖質制限の違いは摂取する脂肪と糖質の量にあります。両者とも体重を落としたり、身体を引き締めるためのダイエット方法として知られていますね。
違いを簡単に説明すると、ケトジェニックは脂質を多く摂取して、糖質の摂取量を極端に抑えるダイエットで、糖質制限は文字通り糖質を制限するダイエットです。それぞれに期待できる効果や体重が落ちてきてダイエットにつながる仕組みまでくわしくみていきましょう。
ケトジェニック:ケトン体の濃度を増加
ケトジェニックとは、ケトン体の濃度を増加させることによって体重減少を目指す方法で、具体的にはエネルギー源を糖質であるブドウ糖からケトン体へ置き換える方法になります。
人間の身体はブドウ糖を消費すると血糖値が高くなり、インスリンというホルモンが分泌され脂肪が増えるといわれていますが、ケトジェニックダイエットではケトン体がエネルギー源になることで血糖値の上昇を抑える役割をしてくれるのです。ケトン体については以下でくわしくみていきましょう。
ケトン体とは、アセトン、アセト酢酸、β-ヒドロキシ酪酸の総称である。飢餓状態や糖尿病などにより、エネルギー源として血糖を利用できないと、中性脂肪は脂肪組織で遊離脂肪酸に分解される。ケトン体はこの分解された脂肪酸から、エネルギー源の代わりとして肝臓で産生され、血中に放出される。ケトン体が体内に増加した状態をケトーシスと呼び、進行するとケトアシドーシスに至る。
(出典「看護roo!用語辞典」)
つまり、エネルギーに変換できる糖質が足りなくなることにより、ケトン体がつくられ体内に放出されるということですね。体内にケトン体が増加したケトーシス状態になり、エネルギー源を糖質から脂質に切替えることがケトジェニックダイエットの目的になります。
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