
簡単でわかりやすい!陶器・磁器・セラミックの違いや見分け方とは?電子レンジや食洗機でのポイントも理系ライターが詳しく解説
陶器の扱い方
釉薬が施されていない「素焼き」の陶器は、水分をよく吸収するため注意が必要です。まず素焼きの食器は、水分を含んだ状態で電子レンジにかけてはいけません。マイクロ波によって素地の水分が膨張し、器が割れてしまうのです。
そして食洗機で素焼きの食器を洗うこともおすすめしません。なぜなら食器は、食洗機内部で高圧の水流と急激な乾燥にさらされるから。素焼きの食器は急激な水分の変化に弱いのです。
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磁器の扱い方
磁器の多くは電子レンジ・食洗機の両方に対応しています。ですが「絵付け」がなされた食器では注意が必要です。金属による金彩・銀彩は、電子レンジ厳禁。レンジ内部で食器が火花を散らしてしまいます。また金彩・銀彩・上絵付けの磁器は、絵付けが剥がれてしまうため、食洗機には向きません。
「焼き物」は質感が大事
陶器と磁器は、それぞれ異なる質感をもちます。その質感は原材料に由来するもの。土・石をうまくブレンドすることで、さまざまな性質をもった「焼き物」ができあがるのです。焼き物をはじめとするセラミックの技術は、長い歴史の中で絶えず改良されてきました。そして人類はついに、窯で「自らの骨や歯」を作る術を編み出したのです。